そういう目でみてへん【宮治】

4つ、えくぼ ページ4

【設定】


相川 A

宮兄弟の幼なじみだけど、親の事情で小学4年から中学2年まで東京にいた。
(東京メンバーは特に出ない予定です多分)
まぁそれでも長い休みのときは帰省して、宮兄弟に妹として甘やかされてきた。
途中治への恋心を自覚。
戻ってきてから宮兄弟にベッタリなAをみて嫌な視線をあびせる人も多かったけど、気にせず元気にやってるポジティブマン。
よく試合をみにいっていたため、稲荷崎高校バレー部の面々とはお知り合い









あれからサム兄とは会えないまま新学期になった。

本当は今日も1人で行こうかと思ったけど、気にするのもしょーがないしツム兄に頼んで一緒に登校させてもらうことにした。

(『ねぇ学校までの道迷っちゃう』

『んなわけあるかアホ』)

なんてやりとりがあったのが三日前。





｢よし完璧｣



そして今日から私は稲荷崎高校の1年生。



まだ新しいパリッとした制服を着て、前髪しっかり巻いて、リップも新しいのにした。
入学祝い、まだ貰ってないんだからたかりにいかないと。



｢サム。サム先輩。治先輩。宮先輩。宮さん。｣


玄関で靴を履きながらサム兄の呼び方を改めて考える。
治さん、って夫婦みたいだと思ってたんだけどダメ？



｢なぁにAブツブツ言って｣

｢なんでもないー｣


後ろからお母さんが話しかけてきたけど、サム兄の名前呼んでたの聞こえてたかな。

(別に知られても問題ないんやけどな.....
むしろ協力してほしいくらいやし)


そんな娘の思いなんて露知らず、さっさと行けと手を振られた。

｢じゃっ、いってきまーす！｣


元気よく叫べばお母さんが後ろで笑った気がした。

待ち合わせまでの道、少し早足になる。
はやく逢いたい。
坂になっている道をくだっていって右に曲がれば


｢はよー！
Ｗ宮先輩！｣


｢｢なんやねんその呼び方｣｣


双子が呆れて私をみた。


思わずにっこり笑顔になる。
気まづくなる心配なんてしてなかったけど、約1ヵ月ぶりのサム兄は一層かっこよくみえる。

やっぱり春休み中素直に会いにいっちゃえばよかったかな、なんて少し後悔。


｢どっちも宮先輩じゃわからへんやん｣

｢フィーリングやフィーリング｣

｢アホ言うな｣


一応この辺じゃ有名なイケメン双子を両脇において登校なんてめちゃめちゃ贅沢


(まぁ、サム兄がハイスペックじゃなくても私は好きやけど。)

5つ、サラサラな髪→←3つ、勉強が苦手なところ

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