2つ、甘えん坊なところ ページ2
｢あ、そう｣
｢ついでにツム兄のことももう呼ばん！｣
｢なんでやねん｣
ぶはっと吹き出すツム兄.....改め侑さんと突っ込むアランくん。
っていうか、どうしてこう、反応が薄いのかな。
ずっと可愛がっていた年下幼馴染が、お兄ちゃんって呼ばなくなるんだよ？
もっとこう、なんかあるでしょ？
｢Aもムツカシイオトシゴロってやつやなぁサム｣
｢せやなぁ｣
私の一大決心をせやなぁで済ますなアホ！！！
｢もう嫌やあいつらアランくん｣
｢A、来年から高校生やろ
もう少し落ち着かなあかんよ｣
｢はい.....｣
ニマニマと北さんに怒られる私をみて笑うツム兄.....じゃなくて侑さん！！！
｢ほんまうざいわー！
ねぇねぇアランくん、あいつ私と精神年齢変わらんよ？｣
｢お前のこと可愛くてしょーがないんやろ｣
｢え！私可愛い？アランくんねぇ私可愛い？｣
今度は北さんに怒られないように注意して声をおとしたのに
｢おーAは《小さい子》みたいで可愛いなぁ｣
ずしりと頭に体重がのっかって挑発。
ムスッと顔を顰めて侑さんの足を蹴る。
絶対挑発なんか乗ってやらない。
ここで叫べば子供扱いされるし、また北さんに怒られる。
後ろで痛がる侑さんをみて今度は北さんが侑さんを注意した。
(やーい。怒られてやんのアホツム)
｢A｣
ふと、前を歩いていた好きな人が振り返る。
広い背中がみえなくなったかわりに、雑に結ばれたネクタイがみえた。
(結び直したいなぁ)
なんて。ちょっと、いや、かなり贅沢な考え事。
何を言われるのか期待しながら口が動くのを待つ。
会話の流れ的に可愛いとか、なんで名前呼びになるのかとか。
そういうのだと思う
｢なになにサムにっ.......
オサムサン｣
危ない危ない。
今まで何度も名前呼びを1人で練習してたけど、いざ本人を前にするとでてこない。
っていうか言いにくい。
ニヤついてしまう頬をひきしめながら好きな人をみた。
｢なんやねんお前オサムサンて！｣
後ろでまた吹き出すアホはもう放っておこうと思う。
でも横からも小さく笑い声がきこえるから無視できない。
｢え！北さんも！？なんで笑うん！？｣
肩を小さく震わせて笑う北さん。私を指さし笑うアホツム。
アランくんもつっこみたそうにしている。
(私変なこと言ったかな)
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ナノナイ(プロフ) - かまたまうどんさん» えぇーめっちゃ嬉しいです！わかりみ深すぎて海に潜れそう！更新頑張ります〜！ (2019年11月26日 20時) (
レス) id: ea8486643a (このIDを非表示/違反報告)
かまたまうどん(プロフ) - 治かっこよすぎて涙出てました（）更新頑張ってください！ (2019年11月24日 22時) (レス) id: e43326c5cf (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。(プロフ) - あころんさん» ありがとうございます！なるべくスムーズにできるよう頑張ります〜 (2019年10月28日 10時) (レス) id: 5be54ca62d (このIDを非表示/違反報告)
あころん - 面白いです！治くんかっこいいですよね。続き待ってます！ (2019年10月27日 16時) (レス) id: 8a4c6a89c1 (このIDを非表示/違反報告)
みぅな(プロフ) - まゆ。さん» イラスト完成いたしましたので、お時間あるときに見てくださればうれしいです！！作品の更新楽しみにまってます！！！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: fe986c900c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノナイ | 作成日時：2019年10月20日 21時
