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事件18件目 ページ19

一緒にいる時間が増えてデートの回数もある程度増えた時
元カノが自分の元にやってきた

元カノ「やり直したいの、私」

「そうですか」

軽くあしらって終わりだろう
そう思いながら元カノとの会話を流している時にAさんと待ち合わせしている時間に近づく
Aさんが今自分がいるところに来るらしく早くこいつを追いやりたかった

元カノ「ねえ、話聞いてる?」

「すみません。耳を傾けるまでもないです」

だから帰ってと言っても帰る気は無いみたいだ
夕日が傾き始めた時間帯
ああこれから彼女とデートなのに
もう元カノの名前なんて忘れたと言うのに
今はAさんでいっぱいなのに

「残念ながら僕には好きな人がいるので」

元カノ「待ってってば」

そう言って腕を掴まれる
その瞬間彼女の面影が映った気がした
彼女は固まると貼り付けた様な笑顔を自分に向けた

A「あ、えっと」

A「ごめんなさい」

そう言って早々に走って行ってしまう
掴まれた腕を振り払い状況をわかっていない元カノに伝える

「自分勝手に物事を進めようとする方は大嫌いです。さようなら。もう僕の前に現れないでください」

今すぐ弁解したい


好きなのはあなただと
あなただけなのだと


どこに行ったのかと探していると日は沈んでしまった
もう帰っているかもしれないと諦めていると
さっき見た服装の彼女が公園のベンチにぽつんと座っていた
息が切れてしまっているが
今はすぐにでも誤解を解きたかった

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作者名:微炭酸 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月19日 20時

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