事件13件目 ページ14
彼との初メールの後
色々と時間とか待合わせ場所とかが決まり
遅い時間なのに神谷さんを返信の為に付き合わせたことを申し訳なく思う
神谷【では、明日楽しみにしています。おやすみなさい】
と不意にやってきた返事にドキッとしながら私も楽しみです!おやすみなさいと送ってスマホを伏せる
目を少しショボませてベットにダイブする
明日、昼過ぎ
ああ何着て行こうなんて小学生の時の遠足みたいにワクワクしてると
しょぼしょぼしてる目が覚醒したような感じがする
今日眠れるかななんて思いながらベットに潜り込む
明日の服装を考えながらとりあえず目を閉じた
アラームの音で目が覚める
いつもの休みはもう少し寝ているが今日は特別だ
結局昨日は何時間か寝返りをしてやっと寝れた感じで
少し寝不足かなとも思うがこれからのことに緊張感が上書きしているためなんとも言えない感覚になる
服装は黒のロングスカートにシンプルな白の大きめのトップスと白のパンプス
化粧はナチュラルに
リングのイヤリングと白の小さめなバック
「よし」
とりあえず形にはなった
小さめなバックに化粧ポーチとサイフ、ハンカチを入れてテーブルの上に置く
化粧はそんなにしない
仕事上化粧しないし休みの日もささっと終わらせるだけだ
こんなにしっかり化粧したのも久々で
ああ自分って女なんだなって実感すると
何考えてんだろって笑っちゃうくらい当たり前なことだと思った
時間はあっという間にやってきてしまう
あああと1時間あれば心の準備ができるのになんて
1時間あってもなくても心の準備なんてできないのに
そう思いながら待ち合わせ場所に向かった
「神谷さん!すいません待たせてしまいましたか?」
神谷「いいえ。僕も今来たところです」
そういう神谷さんはいつも通りのスーツだった
ああなんか浮かれてるなんて思われるんだろうなって
そんな事を考えながら神谷さんが行きつけの喫茶店に2人で歩いて行った
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