事件24件目 ページ25
それから社長が来て
社長にコーヒーを出すためにコーヒーが入ったカップをもって2人がいる机に向かう
コーヒーを出すと商談に来た男性、西村さんが私をチラリと見る
ペコリと頭を下げると少し頭を下げてくれた
マサとは違うかっこよさがあるなぁなんて思いながら踵を返して調理場に向かった
西村「...」
社長「黒宮がどうかしましたか?」
西村「いえ…それより」
西村さんが私の事見てたなんて思いもしなかったけど
その日の仕事も無事に終わり
夜
少しお客さんがいっぱいだったからか帰る時間が遅くなってしまった
暗くなって歩き辛い夜道を今日も疲れたなんて思いながら帰路を進んでいると
??「A」
「あ、マサ」
神谷「乗って、暗いし危ないから」
「仕事は?」
マサは私の近くに車を停めてくれる
仕事はちょうど終わってて帰る途中のようだ
仕事がまだ終わってなくて邪魔するんだったら歩いて帰ろうと思ったけど
仕事終わってるんならいいか
そう思って隣に乗り込んだ
マサ「お疲れ。今日は客が多かったの?」
「うん。いい感じにね」
マサ「いい感じってなに」
そう笑って言うもんだから私も釣られて笑う
マサの方も忙しかったらしく昨日の夜にキウンクエ蔵前のマンションで飛び降りがあったらしい
マンションの住人に聞き込み調査と遺体の検査とで今日はバタバタしてたと言う
マサ「自分で飛び降りたんだとは思うけどね」
「うん」
事件だったら嫌だなあって思って
気をつけてねなんて言うけど
大丈夫だよ
俺にはAがいるし
っていう意味不明なことを言って
車を家の車庫に入れた
「ご飯、何にしよっか」
神谷「なんでも大丈夫。Aのはなんでも美味しいから」
2人で同じくらいのタイミングで手を繋いで
家の中に入った
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