ツナの幼馴染みは不良の後輩 Ⅱ【REBORN】 (ページ45)

今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:31,144 hit

ひったくり集団ページ45

何とか追いついた。と思ってたら、大勢の不良共に囲まれたツナくんが目に入った。

男とツナくんの間に割り込んで、ツナくんを守るように背を向けた。

ツ｢A！｣

あれ？よく見たら、ライフセーバーの先輩方じゃ･･･

『ツナくん何もされてない？』

ツ｢うん、大丈夫｣

ラ輩｢あれあれ〜海でソイツと一緒にいた女の子じゃん｣

さっき奪われた箱を持ってる。
この人達がひったくりの主犯か。

ラ輩｢ツナさんよぉ、あれから鏡を見る度にどれだけ俺のプライドが傷ついたか･･･｣

ヅカヅカと近づいてくる、まだ座り込んでるツナくんを背にしたまま一歩ずつ下がる。

『お似合いですよ、その顔』

ラ輩｢んだとっ！｣

浴衣の首元の裾を捕まれて引っ張られた。

･･･顔が近い。

ラ輩｢まずは君からやっちゃおっかなー｣

ライフセーバー先輩は、折りたたみ式のナイフを取り出して、私の顔に近付けた。

ツ｢Aっ！！｣

｢うわッ！！｣

後ろからバキッと鈍い音が聞こえたと思ったら、何かがライフセーバー先輩の頭に当たった。
掴んでた手が離れてライフセーバー先輩は倒れた。

『トンファー･･･』

トンファーを持ってる人なんて、知ってる人の中で一人しかいない。

雲｢うまそうな群れを見つけたと思ったら追跡中のひったくり集団を大量捕獲｣

ツ｢ヒバリさん！！｣

せっかくクズ野郎を殴れたチャンスだったのに。

力を入れてた手を緩めて、ツナくんの側に行った。

ツ｢A大丈夫だった？！怪我は？｣

『大丈夫大丈夫』

先輩が来たなら安心だ。なんせ並盛最強なんだから。

雲｢酷い着崩れ｣

『緊急時だったので。それより、さっきはありがとうございました』

雲｢僕は何もしてない。トンファーから手が滑って飛んだ先に人がいただけ｣

『謝礼は素直に受け取ってくださいよ』

ゾロゾロと集まってきたひったくり集団。
さっきよりもさらに増えてる。

雲｢へぇ、君も戦うんだ｣

『････この状況じゃ仕方ないですからね』

浴衣じゃやっぱ動きずらい･･･

ラ輩｢加減入らねぇ！イカれたガキもしめてやれ！｣

流石に多いな。

ツ｢ヒバリさんでもこの人数はヤバいんじゃ･･･｣

どっからかリボーンさんの声が聞こえた気がした。

ズガンと銃声が鳴り、ツナくんが死ぬ気モードになった。