ツナの幼馴染みは不良の後輩 Ⅱ【REBORN】 (ページ34)

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お弁当ページ34

授業に風紀委員にと行き来も無事に終わり、放課後になった。

応接室に入ると先輩の姿は無かった。

どこに行ったんだろ、見回りが一番有り得る。ここで待ってよう。

ソファーに座る。さっき借りたばっかの本を開いた。

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雲雀視点

応接室へ戻ると、ソファーにAが座っていた。
手元に本が開かれたままで、目を瞑っているのを見て、寝落ちたのだろう。

Aを横に寝かせ、その上にブランケットをかけた。

雲｢(そういえば、弁当を取りに来たはず)｣

弁当袋をソファーの前にある長机に置いた。

雲｢(これじゃ副委員長の代行は勤まらないね)｣

自分の席に戻り作業を再開した。

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A視点

いつの間にか寝てしまったみたいだ。
目を開けると、横になっててブランケットがかけられてた。誰がやったんだろ。

ペンで書く音が聞こえる。体を起こすと、先輩が仕事してた。

なるほど、先輩がやってくれたのか。･････････先輩がやったの？！

え、まじ？うっそ信じられない。

雲｢起きた？｣

未だ思考が追いつかない。

『え、あ、はい。今起きました』

雲｢そう｣

作業に戻ってしまった。

『あの、これ先輩がやってくださったんですか？』

雲｢そうだけど｣

まだ夢でも見てんじゃないかって思う。先輩なら無視することだと思ってたから。

でも違った。

『あ、りがとう、ございます』

先輩が優しい(？)人ってのは知ってたけど。

こういうのは、なんて言うか･･･

･････恥ずかしい。

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〜三日後〜

草｢Aさんありがとうございました｣

『いえ、ほんと草壁さんが復活して良かったです』

草｢何かありましたか？｣

『いいいえいえ何も無いです』

草｢それなら良いですけど。
そうだ、何かお詫びにと持ってきたのがあって｣

持っていた手提げから袋を出した。

『何ですかそれ』

草｢お弁当です｣

『なるほど。だから弁当作らなくてもいいって言ったんですね』

草｢はい。どうぞ｣

礼を言い受け取る。

『草壁さんの手作り弁当が食べられるなんてめっちゃ嬉しいです』

草｢そう言ってもらえるとこちらも嬉しいです｣

お店開けるぐらい美味しかった。主夫に欲しいくらいでした。