ツナの幼馴染みは不良の後輩 Ⅱ【REBORN】 (ページ33)

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代行ページ33

またツナくんと一緒に登校できなかった。と心の中で呟きながら下駄箱に靴を置く。

山｢Aじゃねぇか！｣

昇降口から、よ！、と手を挙げる山本君。

『今日は早いんだね』

山｢朝練があったんだ。Aも今日早いじゃねぇか｣

『ちょっと用事があって･･･』

そうだ、山本君で忘れるところだった。

『私行かないと、じゃあ』

山｢ああ、また教室でな〜｣

なんか元気もらった気がする。流石山本君、ツナくんの親友と言える友。

足早に目的地へと向かった。

＿＿＿＿＿＿＿＿

コンコン、とノックすると、どうぞ、と中から声が聞こえた。

さすが朝が早い。

『失礼します』

雲｢君か･･･｣

『今日から三日間ですが微力ながら草壁さんの変わりで来ました』

雲｢副委員長から聞いてるよ｣

『お昼ご飯も代わりに作らせてもらいました。草壁さんほど上手くは無いですが』

先輩の前にある机の上に弁当袋をドバンと置いた。

『草壁さんほど上手くは無いですが』

雲｢それさっきも聞いた｣

『草壁さんの代行なので草壁さんがやってたことやるんですけど、何すればいいんですか？』

雲｢副委員長に聞いて｣

草壁さん、私代行辞めてもいいですかね。
投げやりすぎて何もする気力無くなりました。

『･････何か用があったら言ってください。私は教室に戻ります』

雲｢ちょっと待って｣

『何ですか？』

先輩は引き出しから、｢風紀委員｣と書かれた応援団とかが腕に付けるアレを取り出した。

雲｢はい、これ付けて｣

『嫌です』

雲｢何で？｣

それ付けたらみんなが恐れて遠ざかるの私知ってるんで。

『嫌です。教室に戻りますね』

雲｢は･･････ストップ｣

『ストップしませんっ』

応接室から出たが、また扉を開けて、

『放課後また来るのでその時弁当袋返してください』

ガラッパタ、と扉を閉めた。