ツナの幼馴染みは不良の後輩 Ⅱ【REBORN】 (ページ24)

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桜の木ページ24

早朝。いつもより早く起きてしまった。

そろそろ新学期か････その前に卒業式があるな。

外を見ると桜の花びらが飛んでいた。

今日は桜が満開になるらしい。そういやよくツナくんちと花見してたなぁ。

『懐かしいなぁ･･･』

窓の縁に肘をつけて思い出にふけっていると、

雲｢やぁ｣

ヤンキー先輩が窓についてる手すりに座っていた。

『！？･･･え、先輩･･･何でここに？というかいつからいたんですか』

雲｢さっき｣

『全然気づかなかった････』

思わず溜め息が盛れる。

雲｢桜見に行くよ｣

『突発な･･･』

雲｢行くよ｣

『分かりました。用事もないですし行きますよ。その前に着替えますので』

雲｢そのままでもいい｣

『よくありません』

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『わぁ･･･綺麗ですね』

辺りは満開の桜の木で花見に絶好の場所だ。

『人いませんね』

雲｢人間を見ずに桜を楽しみたいからね。ここら一帯を占領してもらってるんだ｣

とても先輩らしい。

『私は良いんですか？人間ですよ』

雲｢君は特別に見せてあげる｣

『そりゃーどうもありがとうございます』

人間と認知されてないのか･･･
まぁいいや、先輩のご好意で桜の絶景を見させてもらってるんだ。何も言うまい。

歩きながら桜を見てると、スマホが鳴った。ツナくんちからの電話だ。

『はいもしもし』

リ｢《A今暇か？ツナと一緒に花見の場所取りしてほしいんだ》｣

ツナくんと花見の場所取り･･･という事はツナくんとお花見。

なんと場が悪いんだ。

『･･･すみませんが先客がいるので･････はい、ごめんと言っておいてください･････ありがとうございます。それでは』

ツナくんと花見はしたいが先客が優先だし。
リボーンさん場所取りと言ってたけど、桜がいっぱいあるのここくらいじゃなかったっけ。

雲｢誰からっだったの？｣

『リボーンさんです』

雲｢あの赤ん坊か｣

『先輩、近場で花見ができる場所ってここの他にありますか？』

雲｢ここくらいだよ｣

あー･･･なんてこった。