ツナの幼馴染みは不良の後輩 Ⅱ【REBORN】 (ページ23)

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グルル･･･ページ23

しばらくして＿＿＿＿

ジュースを飲みながらベンチに座っていると、辺りが少し騒がしいことに気づいた。

『何かあったんですかね』

雲｢知らない｣

ですよね。

ライオンとかがいるエリアから走って逃げてくる人達が見えた。すると園内放送が流れてきた。

｢《先程の爆発により檻が壊れ動物達が逃げ出しました！皆様お逃げ下さい！！》｣

爆発？

そう言えば、他のみんなも来ているとリボーンさんが言ってたな。爆発といえば獄寺君か。

『先輩、どうしますか。逃げます？』

雲｢面白くなってきた｣

知ってました、あなたがそういう人だってこと。

先輩はどこか行ってしまった。

特に焦ることも無くジュースを飲んでいると、横から、グルル･･･と聞こえた。

『あー････どうしよう』

音の正体は檻から逃げ出したライオン。

この人生、ライオンと戦ったことなど1度もない。あってたまるか。

｢グルル････｣

流石に目の前にライオンは怖い。冷静に判断しなきゃ食われる･･･。

ゆっくりと獲物を捉えるように近づいてくる。

怖い･･･。

動けずにいたのをいいことにライオンが飛びかかってきた。

｢ガアア･･･！｣

咄嗟に守る体勢になって目を瞑った。

痛みがこない･･･？

ゆっくり目を開けると、先輩が立ってってその下にライオンが倒れていた。

『せ、先輩･･･あの･･･』

雲｢何で逃げなかったの？｣

『動けませんでした、ははは･･･。ありがとうございます』

雲｢･･･はぁ｣

すっごい呆れ顔をしてる。

『騒動おさまったんですかね。静かになった気がします』

雲｢帰るよ｣

『え、でも････いえ、分かりました』

リボーンさんには申し訳ないが先に帰らせてもらおう。
少し先輩の機嫌が悪い気がする。

ツナくん達に会いたかったけど、仕方ないか。