ツナの幼馴染みは不良の後輩 Ⅱ【REBORN】 (ページ21)

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動物園ページ21

休日の朝、コンコンと窓を叩かれた。
窓を開けるとリボーンさんが入ってきた。

なんの用かと聞くとみんな(いつものメンバー)で動物園に行ってほしいとのこと。

リ｢ツナに合う動物を選んでほしいんだ｣

『これまた急ですね』

リ｢チケットは用意済みだぞ｣

『行かせる気満々じゃないですか。
まぁツナくんのためなら行きますけど･･･』

リ｢んじゃ決定だな｣

チケットを受け取るとタイミングよくインターホンが鳴った。

リボーンさんに一言言って玄関に向かう。

玄関口を少し開け相手を確認した瞬間閉めた、が、足を挟まれてしまった。

『聞いてませんよリボーンさん！先輩が来るなんて』

リ｢言わなかったからな｣

２階の自室に居るはずのリボーンさんは玄関口側の棚の上に座っていて、すまし顔で言ってきた。

言えば私が断ると知ってのことだろう。
何でこういう時に限っていつも親不在なんだコノヤローっ。

言葉に出さず心の中で文句を言っていると、グググっと扉を引っ張られる。

雲｢足痛いんだけど｣

『足を引けばいい話じゃないですか』

雲｢そうしたら閉めるでしょ｣

『当たり前じゃないですか』

腕が疲れてきて一瞬力を緩めた瞬間にドアを開けられてしまった。

リ｢よく来たなヒバリ｣

雲｢やぁ赤ん坊。面白いものが見れると聞いて来たよ｣

やはりリボーンさんの策か。

どうせ、動物園に行ったら面白いことが起こるぞ、とか何とか言って誘ったんだろう。

一つだけ疑問がある。

『何で私の家に？』

リ｢ペアで行ってるんだ。ツナは京子と行ってるぞ｣

あ、なるほど。子守りか。

この我儘ヤンキー先輩を制御しろと。リボーンさんあなたって人は･･･

雲｢何してるの、早く行くよ｣

『じゃあ10分程度待ってください。準備するんで』

雲｢･･･早くしなよ｣

元々着替えてはいたから、財布とか持ち物を準備しないと。