ツナの幼馴染みは不良の後輩 Ⅱ【REBORN】 (ページ11)

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あくびページ11

雲｢ふあぁ····｣

『ふわぁ····』

放課後屋上で居眠りをしていたところ、先輩に呼ばれ応接室に来てる。

雲｢真似しないでくれる｣

『移っちゃったんですから仕方ないです』

雲｢じゃあ我慢して｣

『生理的なもんなんで無理ですね』

雲｢·····｣

あくびって人によって移りますよね。あれ何でなんすかね。

しばらくお手伝いをしていると扉をノックされた。入って来たのは何かの男性先生。

雲｢何か？｣

先｢江本雪渚さんに用がありまして。こちらにいると聞いたんですが｣

え、私？
先輩に耳打ちをする。

『何の先生ですか？』

雲｢空手部の担当の先生だよ。

それで先生、江本雪渚ならここにいるけど、今風紀委員の手伝いをしているんだ。
急な用事以外なら後にしてくれる？｣

先｢あ、うん。江本さんにお願いしに来ただけですのですぐ終わるかと｣

雲｢ふーん、まぁいいよ。さっさと終わらせて｣

先｢はいっ。え、江本さん来週の県大会に出てほしい！｣

いや急だな！
急すぎて何も言葉が出なかった。

『何でですか？』

先｢２年生の子が怪我しちゃって人数が1人足りなくて。人数が合わないと出られなくなるんだ。
頼む、お父さんの方には許可取ってあるから！｣

はーふざけんな父さんっ。断ろうと思ってたのに何言っちゃってくれてんのさ！
先生も手が早い。父さんの許可さえ取れれば私が断ったとしても、父さんの名前を出せば出ざるおえなくなる。

ぐぅの言葉も出ない。

『はぁ·····わ、分かりました』

先｢本当か！ありがとう江本さん。君が来てくれれば並盛中空手部は最強だ。
よぉーし、そうと決まればみんなに報告だ！じゃあよろしくね｣

息継ぎ無しでここまで言ったあと足速に帰ってった。
先生の肺活量凄いな。

雲｢忙しい先生だね｣

『先輩····私先に帰っていいですか？ちょっと父さんに文句言いたいので』

雲｢手元にあるのが終わったらいいよ｣

『さー終わらすぞー』