世界的スターの恋。 (ページ2)

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2 　youside ページ2

「ふぁ～ねむ～」

ヨーロッパ公演が終わり、半年ぶりの日本。1ヶ月くらいはここにいられるらしい。

マネ「らー？ほら、早く行くわよ。じゃないとバレちゃうわ！」

「はーい。ごめんなさい、梨絵さん。」

この人は、梨絵さん。私のマネージャーさんで、小学生のお子さんがいます。

マネ「なんでらーは移動のときわざわざ変装してまでファーストクラスを避けるのよ

　一応、世界的歌姫って呼ばれてるのよ？知ってる？」

「えっそうなの？知らなかった～。

　だって、芸能人の方と出来るだけプライベートで会いたくないの。

　すっごいオーラはなってて疲れちゃうもん。」

マネ「はぁ～。あんただってそうでしょうが」

「そんなことないです～！」

ﾌｧﾝ1「キャ～！カイ！こっち向いてー！」

ﾌｧﾝ2「シウちゃーん！セフーン！！」

突然の驚くほど大きい歓声に私達は顔を見合わせた。

マネ「何？誰なのよ？うちのらーを差し置いて…」

「ははは…行ってみようよ。」

ﾌｧﾝ1「ベクヒョン！ベク～！」

「あ、あの～？」

ﾌｧﾝ1「え？誰？」

ﾌｧﾝ2「えっえっえっちょっと、失礼よ。

　らーちゃんですよね？私大好きなんです～！嘘でしょ！？推しと推しが同じ空間に…」

ﾌｧﾝ1「え？マジで？ごめんなさいそれでどうしたんですか？」

「あっ、いえいえ。あの、人混みの中に入る方々は凄く有名な方なんですか？」

ﾌｧﾝ1「え！らーちゃん、EXO知らない！？」

「え、EXO？…聞いたことがあるようなないような…」

ﾌｧﾝ2「EXOっていうのは、韓国出身の世界的なアイドルグループなんですよ！」

「そうだったんですか…ごめんなさい、私アイドルに詳しくなくて…」

ﾌｧﾝ1「いえいえ、ぜひ見てみてください！かっこいいんです！

　顔ももちろんだけど歌もダンスも凄く上手でそれに面白くて！」

「そうなんですか！見てみます！梨絵さんは知ってました？」

マネ「当然よ。EXOは本当に有名だし、何より貴方……今度共演するって言ったばかりじゃない。」

ﾌｧﾝ1・2「「えー！！！凄い！！」」

「笑。ならなおさら見てみなくちゃ！教えてくださってありがとうございます！」

ﾌｧﾝ1・2「「はい！ありがとうございます！」」

そして今、お家で梨絵さんとEXOの曲を聞いております……。

マネ「聞いてはいたけど、ほんとに凄いわね…」

「うん、凄い。こんなかっこいい人達がいたんだ…。」

どうやら凄い人たちと共演することになったようです。