夜明けに詠う (ページ9)

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DY side

ルアが居なくなって、2ヶ月が経った

正直、この2ヶ月間気が狂いそうだった

11月までは病院に行けば必ずルアに会えていたから

こんなにもルアがどこにいるか分からないと不安になるなんて、思っても見なかった

メンバー達も、元気が無くて。意味も無くイライラしているのをよく見かけた

MG 「あ、ドヨンア、ちょうどいいところに」

「ヒョン、…なんですか？」

MG 「これ、ドヨン宛の手紙。」

「手紙……？ファンレターならまとめて、」

MG 「良いから、とりあえず読めって。な、」

俺の気持ちも知らないで、ヒョンはニコニコしながら手紙を渡してきた

……なんだって言うんだよ、本当に

【생일축하해요!직접축하할수없어서미안해. ( 誕生日おめでとう。直接お祝い出来なくてごめんね。)

오늘은맛있는거많이먹고행복한하루보내요(今日は美味しいもの沢山食べて、幸せな一日を過ごしてね)】

手紙を見て、すぐに近くにあった棚を開けた

ルアが練習生時代にくれた手紙を見つけると、そのままさっき貰った手紙の横に並べてみる

「……ルア、？」

何度見ても、これはルアの文字だった

「…っ、ヒョン！！ヒョン！！！この手紙、い、いつもらいました？？」

MG 「ん〜？さっきだよ、さっき。」

「ルア、……から、？」

MG 「どうだろうな、俺も代表に渡されたから分からん。ごめんな、力になれなくて」

「先生…、から、」

HC 「あれ、ヒョンたち何してんの？」

「…これ、」

手紙を見せると、ドンヒョクは不思議そうな顔をした

HC 「なにこれ、」

「まだわかんないけど、……文字的に、ルアからの手紙」

HC 「…っ！お、おれに見せて、」

ヘチャンに手紙を渡すと、手紙を恐る恐る手に取って、文字を読み始めた

ルアは誰よりも誕生日を大切にしていたから、

きっと離れていてもお祝いしたいと思ったんだろう

幸せな一日を過ごしてね、なんて

俺こそ、ルアに伝えたいのに

今どうしてる？ちゃんとご飯は食べてる？風邪は引いてない？オッパ達がそばにいなくても平気？

オッパは、ルアの居ない毎日が、辛くて辛くて仕方ないよ

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