夜明けに詠う (ページ5)

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KN side

事務所について、マネージャーヒョンを捕まえたものの、俺は何も知らないの一点張りで、諦めて近くにあったソファーに座った

天井に手紙を透かして見てみたけど、誕生日についてのメッセージ以外は何も書かれていなかった

……テヨンヒョンとかに言った方がいいのかな、きっとみんなルアからのコンタクトを待っているだろうし

だけど、ルアが俺に書いてくれた手紙を見せ物にしたくない

どうすればいいんだろ、おれ

TN 「あれー？クンこんなとこで何してんの？」

LU 「お呼ばれしたんですか？」

「な、なんで二人共ここに…？」

TN 「え？仕事以外ある？」

LU 「ないで……え、まって、ルアの匂いする」

コイツは犬かなんかなのか？

TN 「ルア、？うそ、どっかにいんの？ま、まって、会いたいんだけど、ほんとに？」

LU 「私が間違えるわけないじゃん、ルア、ルアの匂いがする……ルアがよくつけてた香水、どこのだっけ……えっと、」

「落ち着けって、ルアはここにいないから」

TN 「……居るかもしれないじゃん、このチャンスを逃したら、もうルアに会えないかもしれないんだよ、絶対にやだ、ルアに会いたい」

「違うって！……これ、この手紙からするんだよ」

そう言って手紙を見せると、テンとルェイリーはじっと手紙を見つめた

LU 「……ルア、からの、手紙…？ま、まって、なんて書いてあんの？なんで哥哥はルアから手紙来てんの？裏で文通してたの？私たちがずっとルアのこと探してたの知ってて、まさか……馬鹿だなって笑ってたの？」

「落ち着けよ、……これは、さっきヤンヤンから渡されたの。おれが事務所に来た理由は、マネヒョンが、ルアのこと何か知らないかなって、おもっただけで……マネヒョン、何も知らないって、」

TN 「……見せ、て、ルアからの手紙」

「……それで落ち着くなら。いいよ」

そう言って手紙を渡すと、テンとルェイリーは食い入るように手紙を見つめて

LU 「……ゔ〜、ルアの、文字だ……」

「ちょ、泣くなよ…」

LU 「会いだい゛ん゛だも゛ん゛」

テンとルェイリーは、ルアからの手紙を大切そうに抱きしめた

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