夜明けに詠う (ページ11)

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LU side

ドヨンオッパに、ルアからの手紙が届いたらしい

「……なんで、わたしだけ、」

必ず届くと思ってた、届かないわけないって

TN 「……マネヒョンにさ、聞いてみようよ」

「届いてなかったらどうするの、私立ち直れないよ」

ルアから誕生日の手紙が届かなかった、たったそれだけで私はどん底にいる気分だった

なにか嫌われたことをしたのかな、ルアは私にだけくれないなんて

ずっと頭の中をぐるぐるまわってる

ただの手紙だと思うかもしれないけれど、私にとってはとても大事だった

唯一のルアからのコンタクトだから

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MG 「え？手紙、渡されてないのか？」

「……へ、？」

翌日、マネージャーオッパに話を聞けば、手紙は渡したと言われた

「いや、来てないです、けど、」

MG 「えぇ、？おかしいな……渡したはずなんだけど、」

「だ、誰に、？」

MG 「アネラだよ。渡しに行く途中に、アネラに会ったんだ。その時に、アネラが代わりに渡しておくって言ってくれたから渡したんだけど、」

「……アネラにはまだ会ってないです、」

MG 「忘れてたのかな〜……大事なもんだから早めに渡してって伝えたんだけど、まあいいや。俺が今からアネラのとこ行くよ」

「いや、私がいきます」

MG 「わかった、アネラによろしくな」

「はい、」

ルアはちゃんと、手紙を書いてくれていた

その事実が、今の私にはとても嬉しくて

思わずスキップしそうになったけど、周りの目線が気になるからやめた

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