【APH】主食とデザートを詰め込んで―２―【短編集】【反応集】

一人で頑張るから 2 ページ15

少し落ち着いたのか自分の顔を見つめて、服の袖で涙をふいて言ってくれた。



子メリ「あめりかぁ……ぼく、あめりか……」



「あぁ、アメリカね……あめりか、あめりk((！！？？！！！？


What?！！！？？！？！？！」



待ってください。目の前にいるアメリカってことは……。このアメリカはイギリスが支配下に置いてからのアメリカってことか。

過去に来ちゃったの！！？？わぁ、頭大混乱( ᐛ👐 )ﾜｧ


つまりは……この先、あの事が起きるのか……。


子メリ「うん？」


「あぁ〜！いや！なんでもない！ついつい可愛くて叫んでしまったよ……アメリカは、イギリスと仲いいんだね？」


子メリ「うん！いつも遊びに来てくれてそれで……」


すると、また俯いてしまった。ポロポロ涙が可愛いアメリカの頬を撫でるように滑り落ちていく。


子メリ「いぎりちゅにあいたいっ……！」



そっか、私はこの時イギリスとは同盟国ってだけであまりアメリカとかの話はされてこなかった。どうせあいつの事だから、適当にしたりしてるんだろうと思ったら……。


「こんなに愛されるようなことしてたんだな……」


自分はアメリカをひょいと抱っこして、ゆらゆら揺れた。子供の世話なら、何となく知ってるから、その通りにしてみる。



「泣くなアメリカ……きっと必ずイギリスが来てくれるさ……君に会いにね」



「だから、今は耐えるんだ。イギリスが言ってた気がするなぁ……お前の空みたいな綺麗な瞳が涙で潤んでいるところなんて見たくないなぁ〜って、いつも笑っていて欲しいって」



子メリ「いぎりちゅがいってたの？」


「あぁ、嘘じゃない」


子メリ「ｸﾞｽｯ……もう泣かないｯ……！」


「でも……」


子メリ「どうしたの？」



「辛い人がいた時とか、そんな時に肩を並べて泣ける人になって欲しいかな。助けてあげられる強いひとに……だから、アメリカが会いたいと思うイギリスのことを大切にして欲しいな。時間が許す限り……」



子メリ「ずっと、ずっとね……思ってたことがあるんだ……」

「何？」

子メリ「いつか、いぎりちゅをまもりたい、そうおもってるんだ……」



「あぁ、きっと守れるさ。覚えておくんだアメリカ、君のその優しさがいつか人を傷つけることになっても……その優しさがいつか、人を助けることが出来る……」

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