【APH】主食とデザートを詰め込んで―２―【短編集】【反応集】

お前は俺のもの 1〖2Pリス〗〖病み〗 ページ49

⚠こちら病んでる2Pイギリスが出てきます。リスカ、流血表現が苦手な方は、お気をつけください。

学パロで、この場合ここでは会長はアルフレッド、副会長がアーサーと言う、立ち位置で行きます。

相当キャラ崩壊

✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

「うわぁっ！？」

と驚いた時には、私の前から誰かが抱きしめてきた。誰か、とは語弊だ。ピンクの服に、どこか嗅ぎ慣れた血の匂い……。



アーサー「遅せぇよ〜待ってたんだからな……」

本当はこいつに捕まらぬうちに教室を出て、生徒会室に向かってその辺の話し合いをして即帰るつもりだったのに。


「アーサー･･････ねぇねぇ、ここ教室ね、周りに人が居ないからいいんだよね？来たらどうするの？」

アーサー「見せびらかせてれば良いじゃねーか！ねぇ、俺寂しかったんだよ？分かるでしょ？」



「分かるよ、ものすごく分かる。でもね、ここでは耐えて欲しかったなぁ」


アーサー「俺は沢山耐えた、いっぱい耐えた……だから、甘えてもいいだろ……」



耳に所々空いてるピアス、セーターで隠れてる腕に少し滲む赤いもの。これも、全部アーサーの家庭事情のせいだった。


彼は小さい頃から愛情というものを受けて育てられてこなかった。優しく頭を撫でてあげることも、人の体温を感じさせてあげられるハグも、彼を認めてあげられる褒めるという事も。


全部彼の幼少期を埋めつくしていたのは暴言、暴力、そして、、、。



「……」

自傷癖。

彼の頭を撫でてあげる。すると、まるで猫のようにすりすりと嬉しそうにするので。私は彼を突き放すことは出来ない。


「でもね、これから生徒会室に行こうと思うんだ。ダメ？」


アーサー「俺も行く！」

「だめ、」

アーサー「なんでぇ？」


彼を少し離しながら彼の目を見て言う。

「アーサーが来ちゃったら話ができないじゃん、アルフレッドと」


アーサー「やだ、アルフレッドと喋っちゃヤダ」


ここまで駄々こねられるとこっちは答えるものがある。

「ねぇお願いだから……言うこと聞いて」



「いｯ……ｯはぁっ……」


一瞬耳元に響くカチカチっという音はアーサーが右手に持つカッターのせいだったのか。





首にピリッときた痛みが広がった。そのせいで、首から血が流れる。そこまで深くはない。

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