大好きなあなたへ (ページ11)

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1-7 前夜ページ11

その後、あの白猫にはアクアという名前をつけた

アクアを連れて私は帰路へと着いた

両親はアクアに乗って帰ってきた私を見てとても驚いていた

経緯を説明すると母が真剣な顔をして私にこういった

「いい？Aの力は神様が授けてくださっ
た素晴らしいものよ。でも、その力は世界
にとって脅威になりかねない。特に世界政
府という組織は貴方を血眼になって探す
わ。だから、この力を人前で使わないで」

私はいつもと違う母の雰囲気にこの力がただ事でないことが分かった

｟というか、世界政府から目を付けられると
か人生詰んでない？力が発現していくうち
に段々と察していたけど、まさか、ここま
でとはね、｠

そんなことを考えながら私は笑顔で母の言葉に頷いた

その姿に安心したのか両親の雰囲気が柔らかくなった

そんなことがありながらも私たち家族はあの村で平和に暮らしていた

お隣の男の子と一緒に湖でつりをしたり

皆でかけっこをして転んだ時に母は絆創膏を貼ってくれて、父は終始オロオロしていた

そんな幸せな日々が続いていた、

あの日までは.........