忘れない方法をキミに 壱［沖田総司］

〜第7話・騙す〜 ページ9

『………ん、、何処だここ……』



目が覚めると、知らない部屋にいた。



背中の傷は手当されており、


大事な刀は、どこにもなかった…ーー。







・






？「目が覚めたかい？」


ビクッ



背後から声をかけられて、驚いた。




？「すまんなぁ…、今 縄を緩めるから少し待ってくれ」



『あ、あの…、ここは？？
あなたは、一体……』



井「私は井上源三郎。
ここは、新選組の屯所だ」



え、新選組っ？！


そうか、私はあのまま捕まったのか……。





井「ちょっと来てくれるかい？」



『………？？』



私は井上さんの後について行った。


？「ここだよ」




そう言って、彼は中に入った。




ガラッ


そこには、昨日見た人達と、他に何人か知らない人がいた。


いや、全員知らないけど……




？「おはよう。
昨日はよくもやってくれたね」




『え、あの……、あなたは？』


？「まさか僕のこと忘れちゃったの？
なら、君を斬らなくちゃいけないね」



目の前の人は、ゆっくりと立ち上がって来た。


『あ、えっと……』




？「……からかわれているだけだ。
本当に斬るつもりなどない」



『…〜〜〜っっ////』



？「……ふ、くくくっ」




こいつ、俺を騙したなっ？？？！！

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