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暫くすると、山下が帰って来た。
「お待たせ〜」
顔を見た瞬間目を輝かせる川上に、山下はでれでれと笑う。
「なんやお前〜猫みたいやなぁ〜」
トレイを机に置くと、川上の隣に座って頭を撫でる。
「っやめて……」
「なに、恥ずかしいん?」
伏せた顔を覗き込むと、タコのように真っ赤だった。
「な、慣れてないんやから、当然やろっ」
「あははっ、せやなぁ」
「……Aは、違うように見える」
「俺?俺は彼女いたからなぁ」

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作者名:夏みかん | 作成日時:2020年6月9日 20時

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