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「……なぁに?話って」
__分かってるくせに
翌日、また会議室を訪れた2人は、目を合わせずに椅子に座る。
福良がいつものように優しく笑う。
その度に、Aの胸は締め付けられる。
「……この間の件です」
「……うん」
身を乗り出し、表情の変わらない福良の頬に手を添える。
今までにない位に目を見開いた。
今日、初めて本当に目が合った。
「……僕、多分ふくらさんの事……好きです」
「っ……」
揺れる瞳には、悲痛な叫びが混じっているように見えた。

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作者名:夏みかん | 作成日時:2020年5月30日 12時

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