プロローグ ページ1
「穢れた血」
魔法界に馴染み始めて知った言葉。
私にぴったりの言葉。
私は穢れていた。
マグル生まれの魔女。
血の繋がった両親に「気持ち悪い」と煙たがられる。
物をそっと動かせるようになってから、水を操るようになってから、「あの子は私たちの子じゃない」と、何度言われたことだろう。
平等に当たり前にくるクリスマスも、お誕生日も、それが世間一般的には幸せな日になるだなんて知らなかった。
血の繋がった人達にも愛情を注がれたことがなくて、
人に、どうやったら愛してもらえて、価値を認めてもらえるかなんて知らなかった。
気味悪がられる力の止め方も失い方も分からなかった。
これを止めれたら愛してもらえるんだろうか。
愛情というものが分からなかった、
師匠と、生涯の仲間達に出逢うまでは。
知識も、魔法も、そして感情も、少しずつ学んでいく。
この世界で魔法が使えることは罪なのか。
魔法が使えたら愛情はもらえないのか。
この魔法で誰かに愛してもらうことはできないのか。
そう考えていた当時の私は、
唯、紺碧色の瞳に、何を写していたのだろう。
あるのかも分からない未来に、何を求めていたのだろう。
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霞(プロフ) - raitisayaseさん» 遅くなりました💦コメントありがとうございます！嬉しいです、カメさんですが頑張ります！！ (2022年9月20日 21時) (
レス) id: 15ecf1a3d4 (このIDを非表示/違反報告)
raitisayase(プロフ) - 続が楽しみです！頑張って下さい。 (2021年12月4日 21時) (レス) @page34 id: 9634a3802d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2021年1月10日 13時
