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ショッピさんは、いつも通り煙草を吹かしていた。
でも、私はいつも通りじゃない。
顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃで、呼吸もままならない
なんでここに辿り着いたのかも分からなくて、
それでもショッピさんは吸っていた煙草を投げ捨て私に駆け寄って来てくれた。
……でも。今私は誰とも話したくない。
それを目で訴えると、ショッピさんは察したらしくもとの位置に戻り、再び新しい煙草を取り出した。
…………何から考えれば良いのか分からない。
私の為に、お父さんとお母さんは死 んだの？
私が人とは少し違っていたのもあの民族の遺伝子で、
私の先祖はたくさんの人の命を奪っていて、
…………………さっき、グル兄の腕を振りほどいて、
マンちゃんを突き飛ばしてしまった。
我ながら最低。
自分でちゃんと何でも受け止めるって言ったくせに。
何を言われても大丈夫って思ってたくせに。
私は本当に、生きてちゃ駄目だった。
あの時、外交の時。
あの時は、心底誰かに否定して欲しくて言っていた。
それでも、今は違う。
たくさんの人を苦しめた、犠牲にした、傷つけた。
そんな私に生きる価値なんてｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
………………そっか。
……急に、呼吸が楽になった。
涙も止まり、気が収まっていくのを感じる。
立ち上がる。そして1歩ずつ、前へと歩き出す。
バルコニーの柵に手が触れる。
空を、見る。
快晴。雲ひとつない澄み渡った青空だ。
耳を澄ませば風の声。鳥の歌も今日は讃美歌のように感じた。
不思議だ。今は何も思わない。
自分の贖罪も、後悔も、恐怖も。
それはｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ私がこれから死ぬからだろうか。
柵に、ゆっくりと足を掛ける。
そして私は立ち上がる。
今なら、大丈夫だよね。
世界が私の死を待ち望んでいる。
手を、広げる。
眼を、閉じる。
少しずつ、重心を前へと持っていく。
すっと意識との繋がりが途絶えた。
syp「何しとるんですか？！」
腰に衝撃が走る。
そのまま私の重心は逆方向に働き、やがて倒れた。
.
.
……………………やっぱりこの世界は、
私をそう簡単に手放さない。
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厨二病のぽん酢(プロフ) - さば餅さん» わかりやした！指摘あざっす！ (2021年11月3日 21時) (
レス) id: 31b70ccf4b (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - 厨二病のぽん酢さん» あ、すいません！ホムペへのリンクがhttps://一つ多くなっててとべなくなってます！そこ直したらちゃんと飛べる…はず！確認遅れてすみません！おねしゃす！ (2021年11月3日 20時) (レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
厨二病のぽん酢(プロフ) - さば餅さん» ちゃんと出来てる……？？(((；ﾟДﾟ)))もうほんとにこういう系わからん調味料だからさぁ←言い訳 (2021年10月26日 21時) (レス) id: 31b70ccf4b (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - 厨二病のぽん酢さん» ほんとだ、出来てる〜〜！！よし、見に行こう (2021年10月25日 22時) (レス) @page17 id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
厨二病のぽん酢(プロフ) - さば餅さん» ごめんなさいさばさん出来ました！頑張ったらプロフらしきもの多分出来ました！ほんとにありがとうございます！ (2021年10月23日 18時) (レス) id: 31b70ccf4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：厨二病のぽん酢 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f6cd3368a71/
作成日時：2021年9月26日 21時
