拾壱幕 ページ13
天火｢A………っ、おれ…お、れは……っ｣
貴女｢…わかってるよ、大丈夫…誰も貴方を責めたりはしないから…｣
天火｢俺…間違って…っ｣
貴女｢天火は何も間違えちゃ居ないよ。天火が選んだその選択も…蒼世が選んだ選択も…何も間違っちゃいない…正しいか正しくないかなんて誰にもわからないし、決める権利は…当の本人だけ、そこで私が間違ってるとあなたに言ったとしても……天火は、自分の意思を曲げたりしない…でしょ？｣
天火｢……っ、あぁ
俺は…アイツらとの夢より……空丸や宙太郎やAが家族が大切だった…。お前らの中に大蛇がいると思ったら俺はお前らを殺すことは出来るのか…いいや、できるわけねーんだよ｣
貴女｢……っ、うん…ｯ
(そうだ…天火の言う通り…僕は天火を…空丸や宙太郎、蒼世や…みんなを斬れるの？？
だから、天火は殺すのでは無く守る事に決めたのか……犲は、大蛇討伐の為だけに結成された様なモノ…例えば大蛇が空丸や宙太郎だったら…
それがたとえ身内でも壊さなければいけない
あの子達はまだ、大蛇なんてこれっぽっちも知らない。だってまだ幼いんだもの……
親がいない代わりに守らなければいけない
宙太郎なんて生まれたばかりだし…
親なんて大きくなったらどんな人かも忘れてる可能性だってある…そんな中、一人にする事は出来ないから…だったら、これからは…
空丸や宙太郎を独りにしない為に…私達が守らなくてはいけない。天火だってそうだ…
僕が守らなくちゃ僕が…支えにならなくちゃいけない………それが……＿＿＿＿＿
曇家への恩返しになる！！！
大湖殿に救ってもらったこの生命、今度は……
彼らの為だけに捧げよう)｣
私はこの日、誓った
大切な人をこれ以上亡くさない為に、寂しい思いも苦しい思いもさせない。僕が側にいるんだ
天火｢お前は…どうするんだ……？これから…｣
貴女｢犲は、抜けない
父さんの……大湖殿の遺志を継ぐ為にも天火の夢を叶え、継いでいく為にも空丸達を守って行くためにも……今はまだ抜ける時では無いから……｣
天火｢…っ、わりぃな……｣
貴女｢ふふ、気にしないで…天火
1人で抱え込まないでね…苦しくなったらいつでも頼って…泣きたくなったらいつでも胸を貸してあげる
寂しかったり不安になったらずっと側にいるから
ただ、お願い…私をひとりにしないで……｣
天火｢あぁ、ありがとな…A
絶対にひとりに何かしねぇよ…
俺や空丸、皆にはお前が必要何だから｣
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神無月(プロフ) - ゆうさん» コメント並びにリクエストありがとうございます！はい！更新頑張ります！！ (2018年3月6日 9時) (
レス) id: e1e31c3f08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 面白くて続きが気になります！あと、芦屋さんが好きなので多めに出てくれると嬉しいです！笑 更新頑張ってください！！ (2018年3月6日 7時) (レス) id: 3307b4d728 (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - ★九尾★さん» 高評価並びにコメントありがとうございます！ (2018年2月4日 12時) (レス) id: 141f240e79 (このIDを非表示/違反報告)
★九尾★(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2018年2月4日 11時) (レス) id: 706fc2b23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣埜乃(しのの) x他2人 | 作成日時：2017年12月24日 22時
