変化 ページ10
「…あの時君もそれを了承した筈だ。僕との約束を違えたってことかい?」
喉元を誰かに押さえられている感覚。
私、殺される…
「…た、違えた訳では…」
「話を聞こう、さあ中へ」
瞬間、手首をぐっと掴まれ屋敷の中へ引き込まれそうになる。
「何のつもりだ立法」
私と立法様の間に割って入ったのは、晴齋だった。
「彼女と話があるんだよ」
「元々此奴はここに来んの乗り気じゃねぇ。お前に紹介したらすぐ帰るつもりだったんだよ、離せ」
そう言った晴齋の表情は恐ろしくて私でも怯んでしまう。
「はぁ……分かったよ。今日は離そう」
良かった、とそう安堵した瞬間。
ぐいとより一層強く引かれ、立法様が耳元で呟く。
「今日は離そう。またそんな感情を晴齋に持ってみろ、今度こそ君を殺そう」
そしてふう、と息を吹き掛けた。
私はせめてもの抵抗として立法様を睨み付け駆け出した。
っ……、如何して、
なんて事を……
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最近、Aの様子がおかしい。
立法の所へ行ってから、特に。
今日も一人で何処かへ行きやがった。
物思いに耽っていると、風鈴が音を立てる。
『Aと昔、何かあったの?』
「…少しな」
彼奴は覚えているんだろうか、あの呪いの言葉。
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はぁ………駄目ね、何時までもこんなじゃ。
折角、晴齋と一緒には居られるんだから。
そろそろ帰りましょう。
適当なところへ入って戸を開ける。
草履を脱いで上がる。
「ただいま、」
「おう。明日依頼手伝え」
「分かったわ、どんな依頼なの?」
「妖を隠世へ送る」
「そう…」
あぁ髪が邪魔ね、結い上げましょう。
貰い物の簪を二、三本取り出して長い髪を纏める。
「お前簪なんて持ってたのか」
「あら、女だもの。当たり前でしょう?」
「そうか…」
其の儘うーん、と考え込む晴齋。
本当、面白い人ね。
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EMIKO(プロフ) - はい!!大丈夫です!! (2019年4月1日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - EMIKOさん» 本当にありがとうございました!イラスト載せさせて頂いてもいいですか? (2019年4月1日 18時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - いえいえ!!こちらこそ描かせて頂きありがとうございました!!これからも応援します!! (2019年4月1日 18時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - EMIKOさん» いえいえ!ありがとうございます!とても嬉しいです! (2019年4月1日 17時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - 描けました!!想像と違ったらすいません、、、 (2019年4月1日 17時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘇澳 | 作成日時:2019年1月28日 8時