救 ページ5
Aの周りが辺り一面真白になる。
矢っ張りこうなるか。
俺自身、言い過ぎたと反省はしている。だが、気に食わなかったものがあった。
「何故、俺を頼らなかった…A」
んで、もっと早く物怪庵に来なかったんだよ……
ぐっと拳を握る。
凄まじい雪と氷を纏ったAに一歩ずつ近付いていく。
華奢な肩に手を触れ、そのまま抱き寄せる。
帰って来い、A_。
_____________
私はもう、誰も氷らせたくない……！
だからお願い、私に近寄らないで。私に触れないで…
不意に、温もりを感じた。熱くて、心地は良くない。
こんな事するのは彼しか居ない、
でも、駄目よ私はこのまま消えてなくなった方がいいの。
彼の隣で生きていい理由なんてないの。
「帰って来い、A__」
晴齋らしくない、細い声。
そんなに近寄ったら、痛い筈なのに。
如何してこんな事してくれるの？
あぁ、帰らなくちゃいけない。
自分勝手だけど、私の罪はきっと生きる事でしか償えないから…
ごめんなさい。
ありがとう、
____________
突然雪と氷が止む。
重力に従ってAが寄りかかって来る。
「この、馬鹿が……」
悴んで動かない腕を無理やり動かしてAをきつく抱き締める。
そのままその場に倒れ込んだ。
「……晴齋…御免なさい…」
俺に乗りかかったAが頬に手を這わす。
大きな瞳には涙が溜まって、それが一粒ずつ流れていく。
「…泣くな、A」
奴の頬に手をやって、それが涙を拭う前にぱたりと落ちた。
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EMIKO(プロフ) - はい!!大丈夫です!! (2019年4月1日 19時) (
レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - EMIKOさん» 本当にありがとうございました！イラスト載せさせて頂いてもいいですか？ (2019年4月1日 18時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - いえいえ!!こちらこそ描かせて頂きありがとうございました!!これからも応援します!! (2019年4月1日 18時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - EMIKOさん» いえいえ！ありがとうございます！とても嬉しいです！ (2019年4月1日 17時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - 描けました!!想像と違ったらすいません、、、 (2019年4月1日 17時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘇澳 | 作成日時：2019年1月28日 8時
