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「それで、話って？」
今は体育館の裏で話を聞いております。
こいつは、勝己と結構いる奴で中学入った頃からちょっかい掛けてくる男子。
嫌いじゃないけど、友達としてでも好きじゃない。
「あのさ、俺………お前の事、好きだ。付き合ってくれ」
まさか、こういう話だとは…
「ごめん、私は好きじゃないから、それはできない」
その場から立ち去ろうとした瞬間、
「何でだよ！お前、振りすぎだろ…告る側がどんな気持ちで言うと思ってんだ！お前、考えたことあるかよ！」
逆ギレ……？
お話にならない。
「告白してくる人達、皆一緒ね。本気じゃない。あんたも含めてさ、ただ“夏風を彼女にした”っていう肩書きが欲しいだけでしょ？ほんと笑えない、気分悪いわ。もう話しかけないで」
こういう系の男共は追いかけてくるから、個性を使って速く移動する。
教室に着くと、鞄を持ってすぐ学校を出た。
もう嫌になる。
「はあ………またやっちゃった」
あそこまで言うこと無かったのになぁ。
バカにされてる、って思ったらキレてしまった。
まあ、後半年も無いんだしー気楽に行こー
「おい」
後ろから声を掛けられる。
振り向くと、勝己が立っていて。
「付き合うのか？」
「え？」
「あいつと」
「あぁ……付き合うわけないじゃん。断ったわ」
「そぉか」
「本気じゃないくせに、告白してくる奴って本当に嫌いでさ？今までしてきたやつは皆そうだったの。それで、思ったことぽんぽん言っちゃうと、そいつら泣くんだよね、」
俯いて、石を蹴りながら歩く。
「んなの気にしねぇ方がいいんじゃねぇの」
勝己を見上げると、ぶすっとしながら歩いてて。
「少なくとも、お前は悪くねぇだろ。本気っぽく無かったらそりゃ誰でも怒るわ」
「んー、そうなんだよね。“可愛い子と付き合ってれば箔が付く”とでも思ってんのかねぇ。私、可愛くないのに」
「は、お前何いってんだ？」
“かわいいだろ”
自惚れだけど、そう、口が動いた気がした。
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蘇澳(プロフ) - 麻衣さん» ありがとうございます！これからもかっこよく書けるように頑張ります！ (2018年11月17日 23時) (
レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣 - かっちゃん、かっこ良すぎます！もっと読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年11月17日 23時) (レス) id: 19c8f39a90 (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - いささん» ありがとうございます！そんなお言葉を頂けるなんて、とても嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年9月26日 7時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
いさ - めちゃ面白くて続きが気になります！がんばってください！ (2018年9月26日 0時) (レス) id: f49f96fb1c (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - 霜月さん» 続きを読みたい、等といっていただきありがとうございます！更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2018年9月20日 20時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘇澳 | 作成日時：2018年9月6日 16時
