可愛い妹2 ページ10
フジヒラこーすけと相乗りだと言った瞬間のAの反応がどうもムカついた。
A 「キヨ兄の友達……あ！フジ兄ちゃん達？」
一瞬で笑顔になるAにむっとしながらもコンビニに着くと、フジが俺たちの方へ手を振って待っていた。
『よぉ、こんなあっちぃ中歩かせやがって…』
フジに愚痴を言っていると、フジがAの顔を見て
フジ 「…あれ？もしかして、Aちゃん？」
やっと気付いた感じのフジに、Aはまたにこりと笑って
A 「ふふ、久し振りフジ兄ちゃん！覚えててくれて嬉しい」
フジ 「おぼえてるに決まってるべや、久し振りだねAちゃん」
フジにはあんなに笑顔を見せたっつうのに、俺にはねぇのかと考えたら余計ムカついたから、
『早く乗って行くぞ。今日中にあっち着かなきゃなんねぇんだからな』
声が低くなったのはしょうがねぇと思ってくれ。
あいつら三人と居んのほんとに楽しいんだけど、Aの喜びようを見ると素直に喜べねぇ。
なんかちっちぇ男になっちまったな。
そんでフジに言われるがまま運転してると、
ヒラ 「ほんと、Aちゃんはキヨ大好きだよね」
ヒラが不意にそんな事を口走った。
そのヒラの言葉になんて返すのか気になったんだけど、何か気にしてるとも思われたくねぇから知らんぷりしてた。
A 「そ、それは小さい頃にたくさん遊んで貰ってたから…！も、勿論兄妹とかの意味の“好き”だけどね！？」
そりゃなって感じの普通の答えだったけど、俺は何か物寂しいような気がした。気がしただけだ多分。
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蘇澳(プロフ) - けろさん» コメントありがとうございます！とても励みになりました！お目に入れて頂き光栄です！これからも更新がんぱりますので宜しくお願いします^^ (2019年8月30日 16時) (
レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
けろ(プロフ) - 初めまして！毎回更新を楽しみにしています(^^)居候生活編も楽しみに待ってます笑小説書くのは大変だと思いますが応援しています！ (2019年8月30日 12時) (レス) id: 2aaeade905 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘇澳 | 作成日時：2019年8月12日 23時
