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Aside
夏未さんの�犹或�団子�瓩箸いΕ劵鵐箸鬚發箸鳳瀑欧気鵑録靴燭壁�殺技を土壇場で編み出してタイムトランスを封じ込めた。
だが、灰崎くんとヒロト先輩は一星をサンドバッグのように扱って試合を進めていた。
試合は終わったものの、味方である一星に必殺技をぶつけたり、敵の選手はスパイクに刃物を仕込んで切り付けてきたり。
サッカーの試合は何処に行った？実況が言っていたように、ただの抗争だった。
今は、試合が終わってさっさとフィールドを後にした一星の後を追っている。
行き先は男子更衣室、こんな形で男子更衣室に入るのは気が引けるが誰も着替えていないだろうし問題無いだろう。
自動ドアが開き、一星が荷物を漁っているのが見えた。
「………何してるの」
一星は驚いたようにビクッと跳ねてから、こちらを見て私だと分かると少し安堵した表情を見せる。
「鬼道の持ち物に細工」
カシャッと白いピルケースをかざして鬼道さんの荷物と思しき鞄の中に入れる。
この世界大会では、ドーピング違反防止のために如何なる理由があっても薬を持ってくることを禁じていた。
「で、鬼道さんがドーピング剤を持ってる疑いがあるって申告するの？」
「そうさ。これで鬼道の野郎は消える」
何かを握り潰すように自らの顔の前で拳を握る。
「じゃあな」
私は鬼道さんの荷物を少し漁って、ピルケースが入っているのをしっかりと確認した。
これが見つかれば、良くて謹慎、最悪選手除名処分を食らう羽目になる。
このまま持って行って、何処か適当なゴミ箱に捨ててしまおうかとも思ったがかなり迷って鬼道さんの荷物の中に戻した。
これじゃあ一星と同じだなと嘲りながら女子更衣室に向かった。
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作者名：くつる | 作成日時：2020年3月15日 3時
