革命という名の逆転を【ヒロアカ】 (ページ38)

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３６話ページ38

相澤side

「全くもって大変な事態になりましたね。」

ブラドキング
「米国は未だ収集が付いていないらしい。中国は政府の管理する重要な施設が全て同時爆破、ロシアじゃ核物質の研究所が制圧され…放射能が一帯にばら撒かれたって噂も広まりつつある。」

「…これは＂第三次世界大戦＂の幕開けですよ。」

ミッドナイト
「今まで誰もが予測していた事態が起こった。個性が生まれ、まだ数年しか経っていなかった頃…ある１人の人物がそれを予見した。」

オールマイト
「個性による立場逆転の戦争…＂逆転戦争(リヴァーサル・ウォー)＂」

「巨大な力を持つ者が現れ、自由という革命を起こし、そして犯罪者と我々の立場が＂個性＂によって逆転すると言われた戦争。」

何十年と昔の話だ。俺たちやオールマイトさんでさえ生まれていなかった頃の話。

たった１人の人物が、自分の個性…未来予知などのそういった系統の個性を使って偶然見たものがこの逆転戦争の話。

この話を理由にヴィジランテやヒーローが続々と生まれたって話もある

言わば、この業界の原点(オリジン)だ。

今の子供達でも知らないだろうな

テレビでも特集はされていないが、その話がもう出てきてもおかしくはないだろう。こんだけの事態だ何が起きてもおかしくはねぇし、もう驚いてる暇もないってのに

マスコミは呑気なもんだ。現在政府や警察側からの連絡は無く、向こうもパニックやらを抑えるので必死なんだろう。
しかし、ジャッジメントを初めてみたがああも若い奴だったとは驚きだ。きっとまだ二十代だろう

根津
「けど、問題は立て直しもあるけれど…」

「テロですか。」

スナイプ
「それもそうだが、もっとも重要視されるのは他国同士の紛争や機密情報の漏れだ。」

プレゼントマイク
「しっかしこうなると、生徒達が安全に通学路も歩けねぇな。どうするよ？」

確かにそうだ。今こんな中で生徒達をどうするか問題だ。無理をして怪我を負わせかねない

と、そんな時俺の携帯に連絡が入った。

会議室を出て電話に出ると、相手は警察官の伊加利さんだった。オールマイトさんの奥さんだということはこの雄英の教師には周知の事実だ。