革命という名の逆転を【ヒロアカ】 (ページ17)

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１５話ページ17

オールマイトside

あの日から数日、何度も連絡を取っているにもかかわらず緑谷少年からの返事がピタリと止んだ。

いつもならば１分もかからずに返信をくれるのだけれど、それがない。あの後彼は無事に帰れたのだろうか？

塚内君は私の個性と彼との関係…そしてこれからの方針を知っている。

相談はしたが先日の事件で手がつけられない様子だった

しかし数日の今日、連絡が入った。

内容は恐るべきもので目を数分程話せずにいたのは事実。なぜ、こんなことに？信じられずにとにかく塚内君と共に急ぐ

そして…着いた。

塚内
「ここで…あってるんだな？」

「ああ。住所はここだと書いてあった。目印までつけてくれていて助かったよ。」

「…恐らく、この中に＂裁きの机(ジャッジ・デスク)＂がある！！」

塚内
「裁きの救済者の集会場…その証である裁きの机がここにある。そして緑谷君の情報もあると」

メールにはそう書いてあった。その上私の姿を知っているとも書いてあった。だから元の姿で来たのだが…

目の前には古びた建物、何があっても誰も気にしないようなそんな廃墟の中に果たして本当にその机はあるのだろうか？

疑問を抱き、罠がないか用心しながら歩く

不意に背後から気配を感じて振り向くが誰もいない
しばらく歩くと広い部屋に出た。
その中央には数席の椅子とただの大きな円形の机が置かれているだけで、あとは蝋燭立てくらいしかない

塚内
「目ぼしいものはないね、はめられただけなんじゃ…」

「いや、あたりかもしれない。」

塚内
「本当に？」

「これを見てくれ。」

そう言って私はそっと机に触れ、ミリ単位のくぼみを押した。するとブォンッという機械の低い起動音が鳴り響き、青白く光り始めた。

だんだんと机の形が変わり椅子を囲うようにして組変わる骨組みを見て、塚内君と私は言葉が出なかった

あの組織はそこまで巨大なものではなかったはず、なのに何故こんなにもハイテクな機器が作れる？

もしやそれらに関わる仕事をしている人間が？となると自体は急を要する。
そこまでの人材がこちら側にいるのであれば、今この時をずっと見張られていることになるからだ。