【APH】〈超緊急！〉同盟組む時の誘い文句

第38話 元は同じ鎖国組 ページ5

･･･







｢え…悩みですか…そ、そうですね…。｣











日本はアメリカの影響で環境や人々の変化がガラリと大きく変わったことについての心境を伝えた。








｢名前しか知らなかった国の方や
文化を知るのは素晴らしいと思います。




でも、そんな方々とこれから上手くやって行けるか

まだ少し不安で…、｣










『…』


｢なので、皆さんと私がこれから
ちゃんとやっていけるか占って貰えますか…？｣








日本の本音には自分も思わず驚愕した。
だって、あの日本が、だ。本当のことを言えば、こんな私が人付き合いを苦手としていたのに。




平然そうな顔をしていた日本がまさか、
私と同じようなことを思っていたなんて…。




｢え…、…うん。

き、君、そんなこと考えて…。







……あ、えと、うん…。じゃあ、占ってみようか｣









ーそれから数分後ー





｢Heylook！！！1回だ！！やった！
YESって事だよ！！分かるかいYESさ！

YESYES！！わっはー！！！｣









『…はは』



そのはしゃぎっぷりなんて、
自分から動かしてますって言うようなもんじゃないか。




少し眉を下げて困ったように笑う日本に、
乾いた声をあげた。




ーーー








｢なんだい日本、最近ヤケに凄いじゃないか！！｣




｢そうですか…？｣

｢うんうん！！この頃、マジイケてるよ！！｣



あの言葉通り、日本は本当に他の国と上手くいっていた。
と、言うよりかは上手くいき過ぎた、
の方が正しいだろう。






｢よーし、今日はそんな日本にAも！
1杯やるかー！！！｣





｢行く奴手ェ挙げてー！！｣


｢いいねいいねー！！パパッと騒ごうぜ！！｣



｢ひゃっほー！！あの美味いビール飲むぜ！！！｣




『…き、今日は忙しい、ので…』
｢あ…私は用があるので遠慮しておきます。｣

勝手にそっち側(アメリカ側)で話が盛り上がる中、そういうの苦手で駄目な私と、日本も拒否をした。




ーーー



とは言ったものの、日本も同じことを考えていたようで。
帰り際に日本の方から…
｢今日は泊まっていったらどうですか｣、

と提案を受け、泊まっていくことにした。




｢はぁ…｣




『言いたいことは分かるから…それにしても、
今宵の月は綺麗だね。』





｢…若い子に…、ついていけますかねぇ…。｣



私の話に対しても、別な返事をするって
色々思い詰めていたんだな…



『大丈夫だよ、きっとね』


｢ありがとうございます…。｣

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