【APH】〈超緊急！〉同盟組む時の誘い文句 (ページ36)

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過去編心に鎖脳には鍵ページ36

･･･

『…状況報告。

ここらの諸島を半壊、こちら側が勝利しました。
相手軍は降伏を申し出たため、軍を撤退させます』

あの後の行動は思ったよりも早かった。

自分達の軍だけで(鎖国中)周りの諸島を奪い、
また沢山殺した。

もう、最初のような手の震えはなかった。

ーーー

｢いや〜！！俺らまた勝ったな！！｣

｢ッｯたりめぇだろ！！
このままの勢いでイギリス軍とかいけんじゃね！？｣

近くの戦士達がははは、なんて陽気な高笑いをした。

こういう自分が強い、と錯覚して調子に乗っているやつ程
容易い奴は居ないからな。

その様子を見て心底腹が立った。
少しは亡くなった同期達の埋葬ぐらいしてやれと、…。

＿＿＿＿

『お願い…、もうやめよう、

辛い、…もう戦いたくない…、』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ああ、五月蝿いな。

虫唾が走る、地に落ちた怪物が今更何を。

気を抜くとすぐ本心が零れそうで、
常に気を張っていなければならない。

生まれながらの殺戮兵器なんだ。

こちとら、夢の中で何度も殺された。悪夢が次第に酷く
なっていって、薬抜きでは眠れなくなった。

『…さ、次の任務にあたろうか、』

ーーーー

次は少し大規模な所を狙いに行くようだ。

と、言うよりは狙われているようだ。

『、何処に狙われている、と？』

上司がいなくなった数年後、民主政権から新上司として
成り上がってきた目の前の男に、淡々と問うた。

｢スペインだ｣

『ああ…太陽が沈まない国の、』

随分お気楽な国だこった。
なんて、他人事のように煽り文句を吐き捨てた。

最近は、主にイタリアの南側・ロマーノが攻められて
配下につけられてしまったらしい。

ほう、そのついでとして我が国にまで押し入ろうと？

浅はかな考えだ。
今すぐにでも潰しにかかってやろう。

『良いでしょう、こちら側でも尽力します。』

｢そうかねAくん
君だけが頼りだ。任せるよ｣

この時から分かっていた。
コイツ、多分死ぬな、なんて。

所詮どの上司にも期待なんてしていない。

全員敵じゃないか、裏切るんじゃないかって、
いつも思っていた。

＿＿

『嫌だ、！！
もう銃なんて握りたくな＿』

＿＿＿

では、ここからが本番だ。

待っていろよ、スペイン王国。
お前の国を手に入れるのは私だ。