【APH】〈超緊急！〉同盟組む時の誘い文句

番外編 紙一重マトリョシカ ページ20

･･･






｢…まず位置関係で分けるとこんな感じだろ？｣






イギリスが書き出した文字には
ヨーロッパ付近、アジア付近のグループで固められているようになっていた。




［クラウツ イタ公］ ［日本］

･イギリス ・ロシア
･フランス ・中国
･クレトニア



｢君、意図的に俺を忘れてないかい？｣



そこになかった”アメリカ”の文字。




｢えぇ〜、じゃあお前は日本担当。
後、ヨーロッパに来なくていいからな。｣





｢ようし分かった！全力を尽くそうじゃないか、




＿で、！



イギリスの文句に対して珍しく元気に返事をしたアメリカは、勢いよく地図をガバｯと取り出した。





日本ってどこだ？｣







｢｢｢｢『出たよアメリカ人…』｣｣｣｣






誰しもがツッコミを入れた。
アメリカ、それお前の国の地図しかねぇよ…、＿と。
それと同時に引いた気持ちの方が強かったが。




ーー
〈おまけ〉


｢よおロシア、Aちゃんも。


それにしてもお前あんな会議中ずっと笑顔だったけど、
結構タフだよな｣




『…、』

面倒なのにあった、とでも言いたげな顔をしたAとは
対照的に、ロシアは子供のような純粋な瞳で答えた。








｢え、あぁうん。


僕、みんながワイワイやってるの見るの好きなんだぁ

知ってると思うけど、
僕の住んでるところって、広くて寒くて…雪ばっかでさ、



そんなところにずっとひとりでいたから、
あぁいうのいいなぁって思うんだ。｣







そこまで言い終わったところでフランスは愛しそうに目を細めながら、相槌をうった。


｢そっか、そういやお前ん家って結構大変だったんだよな、｣

『そ…、そうだったんだ』








｢それに、皆の顔もそろそろ見納めになると思うし＿。



｢ん？｣



『…？』






あのアホ面共が、
どう命乞いするか想像すると笑えちゃってさ｣







｢…｣(自分から聞いたクセしてガクブル)





『？！？！』(顔面蒼白クラウチングスタート)






そんな裏表も同じようなロシアさんでした。

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