【APH】〈超緊急！〉同盟組む時の誘い文句

番外編 幽霊物件和風的 ページ15

･･･



そんなこんなで今日は泊まることになった上、
最悪なメンツで過ごすことに。








｢、おい日本。さっきから餓鬼がうるさいんだが、…｣








｢そ、そうですか。すみません…、｣

(私一人暮らしなのですが…)




日本は自身の後ろでブルブル震えているAをちらりと
見て、やり場のない後ろめたさを感じた。

イギリスの発言に、長旅で疲れていると勘違いした
日本は風呂を勧める。




｢イギリスさん
先にお風呂に入られた方がいいです…！｣

(Aさんのためにも…)






ーーー


｢…で、申し訳ありません、Aさん｣



『どうしよう日本俺今日銃殺されるかも』





｢…今は同盟を組んだばかりなので、不利になるようなことはしないと思います…、｣





被害妄想に苛まれるAを、オロオロと宥める日本。
相当シュールな絵面が出来ている。



『うう"う"う"イギリス怖い”い"い』



｢…、｣



いつもだったら絶対に顔に出ないのに、今日はいつにも増して距離が近い＋関わりが増えた
というAにとって拷問に等しい行為に叫ばずにはいられなかった。






｢それにしても…Aさんは何故イギリスさんを
嫌悪しているのですか、？｣






日本の発言にｳﾞｪ、とイタリアみたいな声を上げる。
考えた後、暫くして顎に手を当てたまま答えた。



『…んー、生理現象？

なんか、こう…、見てると全身がゾワゾワする、
殺される前…、みたいな？』





｢随分具体的な説明ですね｣




日本は思わず苦笑いをした。


｢あと1日ですから、｣

『まだ1日だろ！？』


ーーー



｢うーん、さっきから日本とAの態度が変だな…、
俺なんか変なことしたのかなぁ…｣








｢おはっ、人間の旦那がいらしちましいやしたかー！｣



｢すいやせん！！今上がります！！｣






イギリスが風呂場へ向かうと、現れたのは湯船に浸かる
人ではない生き物、基河童がいた。




｢いや、別に一緒に入ってて構わないが、｣




｢ありがとうごぜぇやす旦那！｣




｢がってんしょ！あっしらほど日本文化を知り尽くした奴ァいませんぜ｣





そこからはイギリスに日本文化について熱く語る河童達と
長い夜を背に話が続いた。




ーー



｢今上がった、中々いい風呂だったな…、｣




｢随分長く入っていましたね…｣





｢ああ、先に入ってたやつと話が弾んで、すげー楽しかった！！｣




｢そ、そうですか｣

(だから私一人暮らしですって！！)

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