【APH】〈超緊急！〉同盟組む時の誘い文句 (ページ2)

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第35話一心同体シンドロームページ2

×××

｢番号！！！｣

｢1！｣

｢2！｣

｢…(ほら、Aも！！)｣

『ぇ〜…さ、3！』

｢よし、訓練中盤！
各自気を引き締めて、最後まで頑張るように！！｣

｢｢『はいっ』｣｣

イタリアにまで催促される私って…。

そもそも、まったく関係のない私がなぜここにいるのか。
枢軸国＋‪αによって始まったこの訓練。

当初はドイツによって収集をかけられたが、拒否しようとしたところ､イギリスを召喚されかけるという地獄を見たので、渋々訓練の指揮を取るようになった。

まあ、いうてサボってるだけなんだけど。

常日頃に訓練を積んでいる私にとっては暇な時間のため、日本と呑気にのんびりしていることに。

『暇だね日本〜。』

｢見てください、猫ですよ猫｣

日本の目の先には可愛い猫が。
ゴロゴロしている姿がなんとも愛くるしい。

｢にゃー｣

『可愛い…ギリシャにでも送ってやろう…』

ーー

Aこの子日本と見つけた。里親募集かけてるけど?

※いい写真無かったのでフリーから

ギリシャ預かる

A空輸で連れてく

ギリシャ了解

ーー

『この猫引き取り手見つかった。』

｢ギリシャさんでしょうね｣

『御明答』

なんて、のほほんとした会話を繰り広げていると。
少し離れたところを走るドイツとイタリアが、それぞれで走り込みをしていた。

ドイツがキビキビと走る後ろを、イタリアはのろのろと追いかけている。対照的すぎて苦笑すらしてしまう。

『日本は行かないの』

｢私はそういう感じじゃないですから｣

『へぇ、謙虚〜。』

他愛もない話を繰り広げていた、その時
目の前をイタリアが通っていく。

｢イギリス来たーーーーッ!!!!｣

"イギリス"

世界で1番嫌いなこの4文字の言葉を聞いた瞬間、
体は時すでにイタリアと並走していた。

『ｯやだあああああぁぁ！！！イギリスどこ！？！？
ぎゃあああアｱﾞｱﾞ！！！！』

大声を上げたまま真っ青な顔をして
めちゃくちゃ足が速いのか、並走していたイタリアすらをも追い越して行った。

｢コラ待てお前ら！！…ｯなんで逃げ足だけは早いんだーーー！！！｣

ーー