第174話 襲来!恐怖のお兄ちゃんず ページ19
・・・
「何であの坊ちゃんは余計なものを惹きつけてくる訳?しかも昔矢を打ちまくりあったヤバめの兄達と」
『……』(過呼吸)
「…大丈夫?」
いや待ってくれ聞いてない聞いてない。
イギリスの血縁者。つまり奴らに「イギリス」と言った暁には全員振り返って「「「「何」」」」となってしまうオチ。
「なっ、何で兄貴達が…」
「あ?お前一人だけが出席してんのが癪に障るだけだ」
「そーだよ、いーくんったらロンドンでやってるなら教えてくれればよかったのに!」
「まぁまあ、時間ロスは俺らのせいでもあるしさ!いいじゃんかそれくらい!」
目の前で繰り広げられる小芝居には他の国でさえ多少吃驚していた。が、正直気が気じゃない。
黒髪のアホ毛が特徴的なお兄様、ブロンドのゆるふわチックなお兄様、赤毛がチャームポイントのお兄様ともう全員イギリス感がスゴイだけで失神案件。
『わ、わわわ…わ、…』
「フランスさんAさんから生気が感じられませんが」
「Aちゃんにとって地獄だろうね、俺にとってもだけど」
そんな中はー、と怠そうにしてスっと立ち上がり兄たちに囲まれているイギリスの首根っこを引っ掴んでこちらに戻ってくるフランス。
一連の流れが腐れ縁(幼馴染)すぎてビビる。
「んで?何実兄まで着いてこさせてんのさ、俺達のことほっぽかして」
「そ!、それは悪かったって…、
そもそも兄貴達は勝手に着いてきただけだ、俺が呼んだんじゃない。だから他意は____
って、おい…A、?…大丈夫なのかお前?」
「あーーー…キャパオーバーしたねコレ」
フランスが日本へ目配せすると、日本も同じように眉を下げて苦笑する。
そこには立ったまま気絶をしているAがいた。
「…ある意味ここまで持った方が奇跡だったのかもしれませんね」
ーー
「おい、イングランド。大丈夫なのかソイツ」
「た、多分な」
「イングランドが怖がらせたとかなんじゃねぇ?」
「いーくんまたなんかやったの?」
それぞれの兄弟が心配してはいるが、それはAにとって逆効果であることを、各国は言い出せなかった。
「ヴェ…ドイツ、Aちゃん起きたらまた失神するとかないよね?」
「ああ、可能性はあるな」
「Aのヤローも気の毒だぜ、イギリスの野郎なんかに…」
ーー
やべ、全然兄弟話してなかったくね()
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RYP!(プロフ) - おまけ書いてて一番楽しかったです。特にプロローグが一番好きですね。ココ息抜き (7月30日 0時) (レス) id: 4d2d529cd2 (このIDを非表示/違反報告)
蝋梅@世界史好き(プロフ) - 確かに、ヘタリアで性格が似てる兄弟姉妹って見たことないですね........ (5月27日 14時) (レス) @page17 id: 8ed1b41a7f (このIDを非表示/違反報告)
rey - RYP!さん» ですよね、ヘタクラのリア友とはオリキャラ作って勝手に絡ませてニヤニヤしてますn(((((( (5月15日 22時) (レス) id: 8ed1b41a7f (このIDを非表示/違反報告)
RYP!(プロフ) - reyさん» コメントありがとうございます!ですよね、ポルトさんは個人的に色気と言うよりえっっっっっ(( (5月14日 10時) (レス) @page3 id: 4d2d529cd2 (このIDを非表示/違反報告)
rey - 初めてコメントさせていただきます、続編おめでとうございます!!このシリーズずっと読んでいたのでうれしいです.....それと157話激しく同意です。ポルトさんは何より色気g(((おい (5月5日 6時) (レス) id: 8ed1b41a7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RYP! | 作成日時:2023年4月25日 21時