第6話 Part9 赤芽球と骨髄球 ページ10
× × ×
「ところで細胞君、道案内だが、途中まででも構わんからな。
「えっ?」
_これから殺しに行くのは、お前の友達やお隣さんだったかもしれない細胞たちだ。
見たくないだろう、そんなとこ。」
ーーーー
「いや、そんな大丈夫だよ。ちゃんと最後まで案内するよ。この世界のためだからさ…
それに_ほら。さっき君には助けてもらったし。どうもありがとう。
助けてもらったのなんて、初めてだよ。…大丈夫、ちゃんと分かってるから…仕方の無いことだって
世界の平和のためには、仲間が殺されることがあるって…
それが君たちの仕事だってこともね…」
「そうか、ありがたい」
「_それにしても、そんなこと気にしている免疫細胞さんもいるんだね…
あ…白血球さん、背中にゴミがついてるよ。」
そう言って一般細胞が、背中のゴミを取ってくれた。
『全然気づかなかった、ありがとう』
一般細胞と1146番が話している様子を見て、なにやら思いつめる2469番。
ーーーー
「おーー、ーをーーうーーがーーって!!!」
「ーーーんー、ーーーーてー!!ーー!」
ーーーー
と、同時に猛烈な寒気と吐き気に襲われた。
『!!?!!』
慌てて2人に悟られぬよう、1歩下がり 口に手を当て、必死に抑えようとする。
何かが引っかかっている、何かが気味が悪い、なにかに囚われるように、気持ちが一人歩きするだけで、特に何もわからなかった。
・・・
それよりも、いつもはサボりで仕事をしていなかったが、今回は訳が違うことをAは考えた。
これ以上、この案件は絶対に関わらない方が良いと、本能が忠告している。
『…悪い、1146。今回の案件だけど、俺は出_「おい!行くぞちびっこ!!!」
キ、キラーT氏…』
ーーーー
結局ついて行っちゃう2469番定期。
「A、あんた本当に心は繊細なのね」
『なんか色々すいません…』
だいたいAの秘密知ってる人。物語の要3。
マクロファージ、樹状細胞、NK細胞の3人はだいたい知ってる。
定期的に話してくれてると尚更良い。
字数余ったので話そう。
・好酸球に告った。これについては語弊があるかもしれない。
2469は恋愛的というよりも、本心として、君のそういうところが俺は好き、と言ったよ。
これについては過去編をまたやるから、その時に見てみてね。
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RYP!(プロフ) - 本当に筆折れたりしがちな作者の尻を引っぱたいてくれてありがとうございます!!そんなに楽しみにしていただけたなんて…。練ってはいるんですけどね、…筆が!!…「コイツどーせ面倒くさくなってんだな」って思ってやって下さい( ߹꒳߹ ) (12月25日 23時) (レス) @page35 id: 4d2d529cd2 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - わっ…‼︎凄く嬉しいです...‼︎‼︎コメントした時点でもう更新ないかな、と思っていたのでまさかのサプライズ的で本当にもうサンタさんありがとうー!!!って感じでもう本当に嬉しいです😭💕 (12月24日 6時) (レス) @page35 id: edc1be7ede (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 黄色ブドウ球菌の更新楽しみにお待ちしております!!! (2023年4月23日 9時) (レス) @page35 id: a43bf613b6 (このIDを非表示/違反報告)
凩(プロフ) - ヒ……APHの方から来たんですけどめっちゃ好きです…。 テスト勉強大変そうですが、負けずに頑張ってください…好きです……………… (2023年2月19日 22時) (レス) id: 6676e97410 (このIDを非表示/違反報告)
しょう - めっちゃ好みでした!続き楽しみです!テスト頑張ってください! (2022年6月20日 23時) (レス) @page22 id: b8eda32ef2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RYP! | 作成日時:2022年5月21日 21時