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第7話 Part7 がん細胞 ページ27

× × ×






「なっ…!が、がん細胞だと…!?」







「フッ、三人揃ったね…。あと一人足りないけど、今は君たちと僕。三対一って訳だ」




ひゅうひゅうと吹く風がより一層空気をピリつかせる。
緊張感も高まったこの場で、NK細胞は鼻で笑って言った。



「アンタなんかにあの子が収まる器なワケないじゃない。
もしかして?この中だと私に次ぐくらいの強さかもしれないわね〜!」




そこのヘッポコとは違って。


キラーT細胞を見ながら皮肉混じりにそう吐くNK細胞。
それは沸点の低いキラーT細胞を怒らせるには十分すぎる文句だった。




「あ゙!?んだとテメコラ!殴るぞ!!」



「いいじゃない受けて立つわよ!この細菌をブッ殺した後にね!!」







「フフフ…、三人揃ったし教えてやるよ。」




そんな三人を見てか、薄ら笑みを浮かべるがん細胞に周りは目を向けた。






「お姉さん、僕がなんでこんなことしたのか知りたがってたよね?



…味わわせてやろうと思ったんだよ。








お前ら免疫細胞に寄って集って暴力で殺される気分をな…ッ!!」




すると、壁に手を当てたがん細胞はその壁ごとぶち抜き、廃墟一帯を倒壊させてしまった。
そのせいにより、ガラガラと崩れ落ちる轟音が辺りに響き渡る。

勿論、その場にいたキラーT細胞、NK細胞、白血球も例外ではなく巻き込まれた。




「なにィッ…!!?」



「この建物全体がアイツに取り込まれていたのか!…ぐっ、!」



そう言ったが刹那。

免疫細胞を持ってしてものこの威力、と言わんばかりに先程まで居た位置から遠くへと吹っ飛ばされる。





「だから…一人でやるつったのよ…、弱いヤツが…立ち向かったって…




怪我するだけ…、なんだから、…。」


辺りに砂埃が舞う中、NK細胞は倒壊した建物の下敷きになってそう呟いた。
周りも準じて窮しんだ表情を見せ、挙句の果てには項垂れるように全員が倒れ込んでしまった。





「フフッ…フフフッ!!フフフフフ!!!!


ウオオオオオオオオッ!!!!」









殺伐とした地で、がん細胞は不敵な雄叫びを上げた。

ーー


いや2469これからどんな活躍すんねん()

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RYP!(プロフ) - 本当に筆折れたりしがちな作者の尻を引っぱたいてくれてありがとうございます!!そんなに楽しみにしていただけたなんて…。練ってはいるんですけどね、…筆が!!…「コイツどーせ面倒くさくなってんだな」って思ってやって下さい( ߹꒳​߹ ) (12月25日 23時) (レス) @page35 id: 4d2d529cd2 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - わっ…‼︎凄く嬉しいです...‼︎‼︎コメントした時点でもう更新ないかな、と思っていたのでまさかのサプライズ的で本当にもうサンタさんありがとうー!!!って感じでもう本当に嬉しいです😭💕 (12月24日 6時) (レス) @page35 id: edc1be7ede (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 黄色ブドウ球菌の更新楽しみにお待ちしております!!! (2023年4月23日 9時) (レス) @page35 id: a43bf613b6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ヒ……APHの方から来たんですけどめっちゃ好きです…。 テスト勉強大変そうですが、負けずに頑張ってください…好きです……………… (2023年2月19日 22時) (レス) id: 6676e97410 (このIDを非表示/違反報告)
しょう - めっちゃ好みでした!続き楽しみです!テスト頑張ってください! (2022年6月20日 23時) (レス) @page22 id: b8eda32ef2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RYP! | 作成日時:2022年5月21日 21時

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