第7話 Part1 がん細胞 ページ21
× × ×
「正体を表しな」
NK細胞は、一般細胞にそう告げた。
すると、不敵な笑みを浮かべ、
「バレてたのか…」
「1番進行の進んだお前が、私らを誘き寄せたつもりでしょ?」
みるみるうちに、体ががん細胞のものへと風変わりした。
ーーーー
「お姉さんこそ、敵陣のど真ん中で味方の3人を逃がしたつもりなんだろ?随分余裕だね?
_4人一緒の方が、手間が省けて良かったんだけどな」
「フッ…逃がしたんじゃないわよ。ジャマだっただけよ。
あんたの正体すらも見抜けないんだものね。まぁ、Aは気づいていたかもしれないけど。
このバグり野郎の」
そう淡々とNK細胞は続けて言う。
「適当な場所で暴れりゃ、良かったのに。わざわざこんな凝った芝居うっちゃって、何か考えがあるんでしょ?
教えなよ、がん細胞」
「…嫌だよ、」
・・・
「なにか様子がおかしい…引き返してNK達と合流しよう。」
『…!、』
「くッ…ほっとけほっとけ!」
そう先へ先へ進んでいくキラーT氏に、必死について行こうとするが、どんどん体の感覚が
抜けていくような気がする…急がなければ、限界が近い…。
そうだ、連絡しなきゃ…、と思い、自分の無線機に手をかけた…が。
『…は、』
あれ…無い、どこだ…!?…どこで落とした…!
もしかして…取られたのか、
あの時に…!?(第6話 Part9 参照)
ーー
「_それにしても、そんなこと気にしている免疫細胞さんもいるんだね…
あ…白血球さん、背中にゴミがついてるよ。」
『全然気づかなかった、ありがとう』
...
「あの小さい方の好中球だけど、なんだか様子が変だったね、あれはいずれ味方に連絡を入れるだろうと思って、ほら。取ってきちゃった。」
そう言ってNK細胞に見せびらかしたのは、黒光りする2469番の通信機。
NK細胞にとっても見なれたものであったそれは、より場に緊張感を与えた。
「アンタってやっぱり卑怯な奴ね。わざとあの子が弱っている隙を狙うなんて。でも_、
本気を出したAは相当強いわよ。」
ーーーー
今週はテスト期間なのでマジで勉強します。
そうです。つまり更新頻度が緩くなるということです。
みんな!待っててくれよな!
話重すぎるので次は番外編を入れようと思います。
気休めです。
第7話 Part2 がん細胞→←特別編 Part8 風邪症候群
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RYP!(プロフ) - 本当に筆折れたりしがちな作者の尻を引っぱたいてくれてありがとうございます!!そんなに楽しみにしていただけたなんて…。練ってはいるんですけどね、…筆が!!…「コイツどーせ面倒くさくなってんだな」って思ってやって下さい( ߹꒳߹ ) (12月25日 23時) (レス) @page35 id: 4d2d529cd2 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - わっ…‼︎凄く嬉しいです...‼︎‼︎コメントした時点でもう更新ないかな、と思っていたのでまさかのサプライズ的で本当にもうサンタさんありがとうー!!!って感じでもう本当に嬉しいです😭💕 (12月24日 6時) (レス) @page35 id: edc1be7ede (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 黄色ブドウ球菌の更新楽しみにお待ちしております!!! (2023年4月23日 9時) (レス) @page35 id: a43bf613b6 (このIDを非表示/違反報告)
凩(プロフ) - ヒ……APHの方から来たんですけどめっちゃ好きです…。 テスト勉強大変そうですが、負けずに頑張ってください…好きです……………… (2023年2月19日 22時) (レス) id: 6676e97410 (このIDを非表示/違反報告)
しょう - めっちゃ好みでした!続き楽しみです!テスト頑張ってください! (2022年6月20日 23時) (レス) @page22 id: b8eda32ef2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RYP! | 作成日時:2022年5月21日 21時