すとぷりの新メンバー

生放送 ページ23

A視点

《》＝コメント


今は生放送中だよ〜
私とさとみさんがコメントの質問を答えてるよー

さ「えぇ〜俺のタイプ〜？」

《めっちゃ気になる〜》
《どんなのー》

さ「んーキュンとした子」

《だからその子がどんな子！？》

さ「さぁね笑笑」

すごい…
リスナーさんとこんなにも仲良く…

《アーリアちゃんは得意なものとかある〜？》

『得意ですか…』
さ「なんだろ？歌？」
『歌は下手…』

《うまいっしょ》
《うますぎだからね》

『ありがとね』

《急なタメ語が心に刺さる…》
《カッコイイ…》

さ「ファンが増えてるな〜」

《で、得意なものは？》

『まぁダンスかな？親から習わされてたし』

《カッコイよ》
《彼女にして〜》

さ「初めて会った時はダンス見たよな？」
『はい、確か…』

《初めてどんな感じだった〜》

さ「初めて〜」

どんな感じだったんだろ？

さ「なんでもこなせる天才みたいな感じ見ていくと可愛いとこもあるんだ」

嬉しい((恥ずかしい(/▽/)

数分後


生放送終了

さ「お疲れ様Aちゃん」
『緊張した…』
さ「頑張ってたじゃんいいと思うよ」

なら良かったぁ

さ「…」
『？さとみさん？』



さとみ視点

引っかかることがある
親からダンスを習わされてた事だ
今もなぜ続ける？

さ「あんさなんで親から習わされてたダンス続けたの？才能があったから？」

多分Aちゃんは才能だけでは続けない
まず自分の才能を認めない

『兄をアイドルにしたかった、兄はアイドルになりたかった、母の願いだったから、叶えたかったんです』

さ「！」

お母さんのか…
仕方ないな…

さ「ちゃんとAちゃんは頑張ってるよ」
『ありがとうございます！』
さ「っ…ほんと…頑張ってるよ…」
『さとみさん？』

泣いたてしまいそうだ
愛する人がこんなにも今は亡き家族のためにしている…
頑張ってる
この言葉しかかけれないんだ…

さ「ごめんね」

ｷﾞｭ

Aちゃんは困惑していた

『あ…の…私は大丈夫です。これが私の生きる意味だからです！』

さ「うん…大丈夫だよ…おれは永遠に味方だよ、ずっとどこにも行かないよ？」

『はい！ありがとうございます！』

絶対に悲しませない
Aちゃん

私の計画→←さとみ視点

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す