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撮影が終わり、もうフラッフラな大ちゃんを支えながら楽屋まで戻るとみんなだいちゃんを見て心配そうな顔になる。

そりゃそうだ、顔は真っ赤で山田と俺に支えられないと歩けない状態。

結局そのまま俺と山田が看病することになった

…というのも明日オフなのがたまたま俺と山田だったからなんだけどね

帰ろうと準備をしていると病人が言う

ar「…看病とかいぃよ、2人とも疲れてるんだし…迷惑かけたくなぃ、」

なんてまだ言っていて俺と山田は呆れて強制的に連れてくことにした()

マネの車に乗りこみしばらくして山田の家に着く。

さっきまでグチグチ言っていたがさすがに体力的に限界が来たようでつらそうに目を瞑っている。

「…だいちゃん、着いたよ降りれる？」

ぱち、と目を開けただいちゃんは力なく首をふるふると振る。

熱、上がってきてるな…

と思いつつ山田と2人でだいちゃんを車からおろしてベットに寝かせる。

もう時間は夜の7時。山田はご飯作りに行って寝室には俺と大ちゃんの二人きり。

辛そうなだいちゃんの頭を撫でているとだいちゃんがポツポツと話し始めた。

ar「ひか…？

あのね、俺ね…内容はまだ言えないんだけど最近怖い夢を見るんだ、」

「夢？」

ar「ぅん、昔の夢…それを見るのが怖くてね、寝れない日が最近続いてたの…だから体調も崩しちゃって…ごめんなさぃ。」

何を言い出したかと思えば…

「あのね、大ちゃん。大ちゃんは俺らが風邪ひいたら支えてくれるでしょう？それと同じ。俺らもだいちゃんが辛いならそばで支えてあげたいって思うの。

迷惑だとか、そんなの考えなくていい。」

「そうだよ、大ちゃん。」