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あのあと俺らはすぐに寝ちゃって大ちゃんは完全復活、今は楽屋にいる。

さっきまで雑誌の撮影があってそのあとはみんなoffだから今は楽屋で帰る準備をしてる。その時に大ちゃんはみんなに過去をうちあけるつもり、らしいけど…

ar「っ、みんな…俺の、過去を聞いて欲しい…んだ、」

どこか怯えた表情で大ちゃんがみんなに恐る恐る声をかける。

俺とひかるくんは顔を見合わせて自然に大ちゃんの隣へいって手を握る。

yb「じゃあ大ちゃん真ん中きて？であとは適当に丸まって話聞こうか」

薮ちゃんがだいちゃんを落ち着かせるように優しい声でみんなに呼びかける。

大ちゃんはメンバーひとりひとりの顔を見て

ar「俺、、」

話し始めた。

ar.

雑誌の撮影が終わりみんな個々で帰りの準備を始めているけど今言わないとまた言えなくなってしまう

そうやって10年も言うタイミングを逃してきた。

今日、今日こそは言わなきゃ…そう思ってるのに喉から声が出ない

やっとの思いで出た声は

「っ、みんな…俺の、過去を聞いて欲しい…んだ、」

情けない声だった()

やまだとひかが隣に来て手を握ってくれる、薮ちゃんは優しい声でみんなを座らせてくれた。
メンバーの顔を見て…よし、大丈夫。いける。

「俺、、虐待を受けてたんだ。実の父親がDV男で母さんも、当時赤ちゃんだった俺も暴力を受けてた。
その後うまく離婚できてその後すぐに再婚した。
本当の父親じゃないけど、本当の父親のように俺を愛してくれてた、と思う。

でも幸せはそう長くは続かなくて、父さんは俺の目の前で殺されたんだ。通り魔から俺を守って。
その後母さんと二人暮らしになったけど母さんは仕草や姿が実の父親に似てる俺を酷く嫌って…それに最愛の人が俺を庇って死んだから尚更で…暴言に暴力が日常になった。

『外にいる時はどんな時でも笑顔でいろ、そうしなかったら地下、私はいつでもどこでも見てる』これが毎日、母さんに朝、言われ続けた言葉。
外では仲の良い親子を演じてた。ジャニーズになったのも母さんが見栄を貼りたいってのとお金のため。

今となってはよかったけどね、こうしてみんなと出会ってデビューまでできてるんだから」

次に続きます