【ヒロアカ】作られた天才。＿愛してください＿ (ページ8)

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第7話【そろそろ】ページ8

『おはよう勝己くん、いよいよ今日だねえ』

今日もまた、勝己くんに起こされる。

爆｢ん、おら早く身体起こせ、目だけ開いてても起きてるとは言わねえんだよ｣

『…そっかー』

重い体をのそりと起こす。
まだ目も半開き。
うーん…

『…勝己くん、10秒で私の目をぱっちり開けられたら今日本気出す』

爆｢…何ガキみてえな事言ってんだよ｣

とか言いつつも起こす気はあるらしく、
私の方に近づいてくる勝己くん。
そのまま顔がだんだん近づいてきて、

キスをされた。

『っ…え、か、勝己くん…？』

爆｢起きただろ、行くぞ｣

『あっ、うん！』

勝己くん、それは駄目だよお…
私の顔が熱くなった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『よし、本気出す、頑張る』

爆｢おーおー、お前の入場口と控え室はそっちだぞ｣

『じゃあ、また後で』

1人で控え室に向かう。
ミュージックプレーヤーで音楽を聴きながら。
このミュージックプレーヤーは雄英高校の合格祝いにあの人にもらったもの。

あの人、についてはまた今度話すことにする。

『ふんふーん♬』

控え室の扉を開ける。
勿論誰もいない。

椅子に座る。
とにかくすることが無い。
他のみんなは喋る相手がいるからいいなあ。
どうせそっちに入っても知らない人しか居ないけどさ。

すると、しょーとくんからLINEが来た。

轟焦凍急な変更で、普通科のやつも敵側に入ることになった。

…嘘でしょ。
せめてそれは先生が言いに来ようよ。
まあ何人来ようが私の敵じゃないか。

A教えてくれてありがとう!お互い頑張ろうね!

私はまた音楽に耳を傾けた。