最強の天然ガールは個性で今日も愛されます【ヒロアカ】【逆ハー】 (ページ5)

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第4話【私のレーゾンデートル】ページ5

お知らせ
申し訳ないながらもここから夢主ちゃんの口調を所々変えようと思います…
シリアス展開が増えてくるので…

『ん…？』

目覚めるとまだしょーとくんの腕の中だった。
でも景色は違っていて、校内のようだった。

『しょーとくん…？私…』

轟｢ああ、起きたか。大丈夫か？｣

『ん…もう大丈夫…だから、下ろしてくれても、いいよ』

そう言うとしょーとくんは私をゆっくり下ろしてくれた。
着地の時ちょっとふらっとしたけど大丈夫だった。
きっとさっきの授業が終わって、
保健室に連れて行ってくれている途中だったのだろう。

『え、えと～…教室、行こっか』

轟｢…なあ、Aうなされてたけど…また、あの夢、見たのか…？｣

神妙な面持ちで真剣に話してくる。
私は少し間を開けてから答えた。

『…うん、もう、見たくはないんだけど…』

『でもまだ、私の中で呪いみたいに繰り返されてる。お母さんの声で、人を殺さなきゃ価値がないって。』

確かにそうなのかもしれない。
殺し屋の娘として生まれて、
両親とも殺しをしていたくせにヒーロー志望？
笑わせないでよ。

別にヒーローになりたいわけじゃない。
私は人を救う人になりたい。
たとえ敵(ヴィラン)だと言えど、
それは元々は力を持てなかった人間で。

そんな人を救える人になりたい。
殺し以外で、人に生きる意味を与えられるような。
あんな非道なヒーローなんかじゃなくて。
それが両親に殺された人達への償いになるのなら。

『この事、皆に言った方がいいのかなあ…？』

しょーとくんに聞いてみた。

轟｢…言える範囲でなら｣

『…わかった』

私達は教室へ戻った。

『ただいまぁ～』

麗｢あっ！Aちゃん！大丈夫なん？｣

切｢お、A起きたのか！｣

『うん、大丈夫～』

精一杯笑って言う。
あの時のことを思い出して涙が出そうなのをこらえる。

『…ねえ、皆…今日、私の家、来れないかなあ？言いたいことがあるんだ…』

耳｢え、Aは大丈夫なの？｣

葉｢そーだよー！だって、男子もでしょ！？｣

まあ確かに。
でも今日は一人でいるのは不安すぎて。
大人数でいないとおかしくなりそうだった。

『私は…大丈夫。明日土曜日だし…家も広いから…出来れば泊まりで』

上｢じゃー行ける人確認しよーぜ｣

飯｢行けない人は手を挙げたまえ！｣

結局、来れるのは女子全員、緑谷くん、朝の彼、しょーとくん、飯田くん、上鳴くん、切島くん、峰田くん、瀬呂くん。

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