道明寺財閥の次女

Episode.2 初恋 ページ7

きゅっと締まったふくらはぎに黒いハイヒール、肩の大きく開いたドレス。
3年経ったAには色気があった。

その姿に同性である牧野さえ息を飲んだ。
流石、道明寺財閥。
兄弟みな美形揃いだ。

そして、ずっと牧野が驚いているのはやっぱり西門。
そこらにいる女なんか見向きもせず、ずっとAから目を離さないのだ。


西門「本当に綺麗だよ」
『ありがとう、総ちゃん』
西門「何か飲むかい？」


Aの腰を見れば西門の手が置かれていた。
あれで本当に付き合ってないのだから驚きだ。


牧野「てか、私が来てよかったの.....」
司「何言ってんだ。俺様の妹のお祝いだぞ」
牧野「いや。普通 Ｆ4で集まったりじゃないの...？」


そう。
広いこの会場には男女が数十人はいる大きなパーティーになっていた。
自分の双子の可愛い妹のためなら盛大なパーティーがいいと思い用意させた司。

やはり一般人とは違い、考え方がぶっ飛んでいると牧野は改めて感じる。


美作「どう？楽しんでる？」
牧野「いや...西門さんの変わりように驚愕です」
美作「ああ、Aはアイツにとっての初恋だから」
牧野「初....恋」


だからあんなに愛おしそうに見つめるんだ...と牧野は納得した。

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