道明寺財閥の次女

＊ ページ17

『つくし、行くよ』
牧野｢う、うん！｣


Aはそう言うとつくしの手を引いてＦ4の元へと足を進めた。
Aがつくしの手を握り、庇った姿をみてリリーズは悔しそうにした。


Ｆ4の元へ行くとニヤニヤしている4人がいた。


牧野｢何ニヤニヤしてんのよ...気持ち悪い｣
美作｢だってな〜｣
司｢俺は感動してるぜ！｣
花沢｢あのAに｣
西門｢友達か〜｣

『馬鹿にしてるのかしら』


そう、Aにとって友達は牧野が初めてなのだ。
類や静、西門や美作も居るが、この4人は幼馴染。

道明寺財閥である事から権力や地位目当てで寄ってくる人は幾らでも居た。
こうして本当に友達としての関わりは初めてなのだ。

自分から友達だと言える人も。


牧野｢そ、そうなの？｣
『嫌かな...？友達が嫌なら______』


友達が嫌なら無理して関わらなくても、っと言いかけたAに牧野は勢いよく抱き着いた。
突然のことにAは驚いた顔をして受け止めた。


牧野｢かっわい〜〜〜！｣
『つ、つくし！』


花沢｢妬いてるの？｣
西門｢女にまで妬かねーよ｣

Episode.5 魔の手→←＊

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