不滅のあなた達へ

#1.2最後のひとり ページ4

少年｢なーんてね！魚でしたーー！｣

『･･･、大丈夫？』

少年｢･･･どうしたの？僕は大丈夫！！｣

少年｢やったー！久々の大物だー！！｣

ザクザク

少年｢ほら、お前の大好物｣

ジョアン｢？｣

少年｢Aと僕で半分こしよう｣

『うん！』

少年｢半身は干しといて
燃料節約だ
生で喰おう｣

『いただきます』ﾊﾟｸｯ

少年｢Aの食べ方可愛いね｣

『･･･！？/////』

ジョアン｢･･･｣

少年｢もーーなぜ食べない？食べ方忘れたのか？ほらこう･････････｣バク

少年｢口でもぐもぐ｣ゴクン

少年｢ほら｣

ジョアン｢ﾌﾝ｣

ｶﾞﾑ
ﾊﾟｷｯ
ｸﾞﾁｬ
ｱｸﾞｱｸﾞ
ｺﾞｸﾝ

ジョアン｢ホラ｣

喋るんだ

少年｢なんだ、食べれるじゃないか｣

ザリザリ

『･･･』ｼﾞｰ

僕とジョアンはジッと少年を見る

少年｢ああこれ、皆の顔だよ、これがおじさんとおばさんいとこの兄ちゃんと･･･その子供達･･･
お向かいの毛玉おじさんもいるよ、あ、これが隣のおばさん、似てるだろ？ここに人がいたって分かるようにね、それと忘れないようにね｣

『僕も、6人組忘れないように描いておきたいの』

少年｢いいよ！僕はAを描くよ｣

『･･･ありがとう』ﾆｺ

少年｢/////･･･何だい、僕の顔は描かないのかって？分かった描くよ｣

ザリザリザリザリ

少年｢･･･Aジョアン｣

『どうしたの？』

少年｢僕もここを出ようと思う｣

少年｢色んな人に会って色んなことを感じたいんだ｣

少年｢きっと悪い事もあるだろうだろうけど｣

少年｢それでも僕は世界を知りたいんだ｣

『･･･』

少年｢もちろんAも君も一緒だ｣

『どこまでも着いていくよ』

壁には、新たに6人組の男の子と少年、A、ジョアンが描かれていた

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