元彼が言い寄ってくる件 (ページ10)

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ジョンウォン「Aさん、大丈夫？」

「えっ、あ、はい。大丈夫です」

ジョンウォン「じゃあ僕はあっちの部署に行くけど
Aさんも、一緒に来る？」

ジョンウォンさんがそう言って指を差したのは
ブラックのスーツを身にまとったイケイケ男集団だった

ジョンウォン「あの人たち、僕の知り合いなんだ」

確かに、ジョンウォンさんもイケメンだし
あそこに居てもなにも違和感はない...

「わ、私はちょっと....」

あんなイケイケ集団に入れる自信がなく
断ろうとした瞬間、イケイケ集団のち一人が
こちらに気付いて寄ってきた

？「ジョンウォニ、久しぶり。その人は？」

ジョンウォン「ジェイヒョン。久しぶりです
この人は僕と同じ部署のAさんです」

「こ、こんにちは」

ジェイ「こんにちは、Aさん」

ジェイさん、という人は見た目が少しオラオラ系で
怖さを覚えるが仕草は丁寧で言葉遣いも丁寧だ

ジョンウォン「他のヒョンたちとも話したいです」

ジェイ「あぁ。Aさんも一緒でいいよな？」

ジョンウォン「もちろんです。ね、Aさん」

「えっと、あ、はい...」

そう言われてしまったら断れる訳がない。
ジョンウォンさんに手を引かれて、とうとう
イケイケ集団の輪に入ってしまった
何かと、周りからの視線を感じる

「あ、こ、こんにちは...キムAです」

ヒスン「Aちゃん、俺知ってるよ
凄く真面目で美人な子だって誰かが言ってた」

ソンフン「確かに美人だね。俺の妹には負けるけど」

ジェイク「よろしくね、Aちゃん！
緊張せずに楽に話していいからね」

ソヌ「わぁー！ジョンウォニなんですぐ
紹介してくれなかったの！？こんな可愛い子！」

「えっ、あぁ、どうも...？」

ジョンウォン「ヒョン達。Aさんが困ってます」

ジェイ「Aさん、極度の人見知りらしい」

それを聞いた皆さんは「あぁー」と謎に納得したあと
再び、私に目を向けて話しかけてきた

「(申し訳ないけど、やっぱり帰りたい...)」

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